「緊急事態宣言を受けての3連休!」
ファイアボールのポーズをしながら結乃。
「私達は基本的にお家だから、いつもと変わらないね」
ハロゲンヒーターの前で温まっている理衣。
「さてさて、緊急事態宣言になって困るのは、春季キャンプよね」
「毎年の楽しみだったもんね」
「でも、緊急事態宣言が2月7日までだからねぇ」
「思い切りキャンプにかかっているね」
既に、キャンプ見学の人数に上限、入場の抽選を決めている球団もある。
ベイスターズはまだ規定が出てきていないが、なんらかの制限が入ることは確実だろう。
「というか、無観客の可能性もあるわよね」
「そうだよね、メイン球場だけじゃなく、ブルペンへの移動とか、公園とかもあるからね」
「リスクを避けるためには致し方ないわよね」
「残念だけどね・・・・・」
「というわけで、断腸の思いで今回のキャンプ見学は諦めたわ!」
「無念の極み!」
これを楽しみに一年間頑張ってきたといっても過言ではないのに、なんということか。
コロナが完全収束とまでいかなくても、落ち着いていればと思ったのだが。
「こうなった、今年で確実に対応を進めて、来季こそ!」
「そうだよね、二年連続は嫌だ!」
「本当に頼むよー!」
いやね、本当に、生きがいの一つでもあるのよ、キャンプ見学。
秋季キャンプの奄美大島がなくなり。
春季キャンプまで行けなくなってどうせいっちゅうの。
今年は仕方ないけれど、本当になんとかしてくださいよ、来年は!
って、誰に頼めばいいことやら!