2021年4月13日 ヤクルト戦
結果:横浜1-5ヤクルト
敢闘選手賞:-
「えっ……て、さすがに思ったんだけど」
呆然としている結乃。
「え、と、な、何がかな」
一応、訊ねる理衣。
「いやだってソトとオースティン、一軍選手登録して代打だけって、なんで? だったら阪神戦から出来たんじゃない?」
「そ、それは」
「だったら二軍で一試合、4打席立って守備もやらせた方がよくない? 登録する以上、スタメンじゃなきゃ意味なくない?」
「な、なにか事情が?」
「いやだから、だったら一軍登録しなけりゃいいじゃない」
「雨だったからとか・・・」
「いやいやいや!?」
ということで。
なぜかソトとオースティンはスタメンに並ばず。
代打で出て来たのも、チャンスではなく試合のほぼ決まった終盤でランナー無しのとき。
え、なんで?
「一年目だし三浦の采配をどうこう言うつもりはないけれど、さすがにこれは意味が分かんなかったんだけど」
「うーん、言葉に困るね」
「誰か参謀はいないの? ちょ、采配以前の問題として大丈夫?」
と、結乃が不安になるのも致し方なかろう。
何か、納得できる説明があると良いのだが。
「試合はもういいわ、大貫はこういう日もあるでしょうってことで。次回に修正してきてくれれば」
「一番安定しているけれど、毎試合良いってわけにもいかないしね」
「ただ、色々分からんのは、二軍で先発していた櫻井が中継ぎとか、どうするのかしらね?」
「い、色々と疑問符が」
大丈夫か。
なんかテンパっていないか?
色々と不安になってくる。
「あとは、相変わらず盗塁されまくって、どうしようもないわねー」
「この日も3盗塁されちゃったね」
「打てない、刺せないんだったら、山本でいこうよって気になるわ。2戦目は入江だし、山本でいいんじゃない?」
「なんか適当になってきてない?」
「そんなことないって。でもやっぱ4回よね。無死1,2塁で送って打率1割の選手に期待しても仕方なくない?」
「ううう、口が悪くなっている!」
「正直、今年一年、山本にくれてやる、でもいいわ」
そう言われても仕方あるまい。
調子の良い選手を起用するなら、今の大和はないのでは?
「マジで、どこかで上向きのものがないと、このままじゃ空中分解して終わるわよ!?」
「ま、まだ20試合も終わっていないし!」
「それで借金二桁とかいったらどうすんのよ」
「そんな風を変えるのはルーキーの初勝利! 外国人選手の活躍!」
と、いうのを期待するくらいしかないのか・・・
とりあえず。
本当に今の4,5番はスタメン落ちでも良いんじゃない?
もしくは打順を下げて。
大和や中井は落として山下とか蛯名をあげてくれ。
いつまでも優先起用はやめよう。