結果:横浜0-1中日
敢闘選手賞:濱口
「あっさり10連敗を達成したわね」
頷く結乃。
「ツキもない!」
理衣が嘆く。
「ツキというか実力よ!」
9回表のリクエストで判定覆らず。
その後の内野安打・・・送球・・・
「珍しく濱口が好投したと思えばこれよ」
「この日は初回無失点!」
「満塁までいったけれど、中日だからどうにか無失点で済んだ感じよ」
「それでも6回無失点だからね、コレを続けてくれれば!」
「初回をすぎるとある程度安定するのよね」
この日の投球で安心できるような濱口ではない。
今後もきっと、投げてみないと分からないような投球が続くのだろう。
「それ以上に打線よ! この3連戦で1得点のみ! どんだけ!?」
「この日は打線を組みかえて二番に柴田選手を入れたけれど」
「そもそも4安打じゃあどうしようもないわ!」
「得点のチャンスもなかったね」
最後に勝ち越し点を奪われたとはいえ、それでも9イニングで1失点である。
どう考えても打撃陣が酷すぎる。
情けなく、わびし過ぎる。
ここまでくれば打順どうのこうのではあるまい。
「もう、ホントに若手切り替えでいいんじゃない? 森、小深田とかさ」
「最近、その話ばかりだね」
「ここまで打てないとね」
「作戦の立てようもないかー」
今の打撃陣ではまったく点が取れないのだから。
実績無くても若手を起用したら、という思考になってしまう。
ショート森、サード小深田。
外野に蛯名。
牧も打撃の調子が良かったファーストに戻し、セカンドに柴田。
ソトは二軍で調整。
「それでいわよもう!」
「ヤケにならない!」
連敗はいつまで続くのか。
これから、藤波、青柳、ガンケルの阪神3連戦。
救いは、横浜じゃなく甲子園だというくらいか。
「あと、とりあえずヘッドコーチを万永、バッテリーコーチを鶴岡にしたら? それだけでも変わるんじゃない? 牧を頑なに3番に戻さないのも意味不明。オースティン3番がいいから? 佐野を外して4番オースティンにすればいいのに!」
何も動かなくて良いのですが、球団?