結果:横浜12-6阪神
敢闘選手賞:オースティン、宮崎
「よっしゃー、いつまでもやられっぱなしと思うなよー!」
結乃が叫ぶ。
「カード初戦、見事に勝利です!」
理衣も万歳して喜ぶ。
中川-チェンのマッチアップで勝てたのは大きい。
「もちろん、チェンが全盛期ほどの力がないとはいえ、こっちは中川だからね」
「試合前から苦戦は考えられたもんね」
「その中川も4回2失点だから、まず想定内というか、想定した中では良いほうよ!」
「3回、無死満塁の時はどうなるかと思ったけれどね」
「ゲッツーで助かったけれど、やっぱり3回以降を乗り切れないとねー」
「でも、まだ次の先発はあるかも?」
「カード頭から中継ぎフル回転はきついんだけどね・・・」
そんな投手陣を助けたのは打線である。
「先制されても、追いつかれても、頑張ったわね!」
「この日は多くの人が打ったけれど、逆転タイムリーにダメ押しタイムリーと、宮崎選手が3打点!」
「チャンスで打てないところばっかだったけれど、この試合は良いところで打ってくれたわね」
「状態も、上がってきたかな?」
「そして、同点にされた直後、勝ち越しホームランのオースティン!」
「頼りになるよね!」
「ソトも3安打で調子あげて、外国人二人は本当に大きいわー」
「これで5月、5勝1敗!」
はやくも3、4月の勝ち星に並びかけているという。
4月はなかったものにしてほしいですね。
というか、ソト、オースティン、エスコバーがいるとこんなにも違うのかと。
「相乗効果というか、他の選手へのマークがどうしても薄くなるというか、ソト、オースティンへの注意が強くなるからね」
「とにかく、打線でガンガンいくしかないもんね、今は」
「その間に投手陣を整備したいわね」
「タイガース打線も恐いもんね」
6-3から追いつかれたり。
その後も山崎はやはり連打されてピンチを迎えたり。
阪神との相性もあろうが、恐い。
「とにかく、ハマスタで阪神戦初戦に勝ったのは大きいわ!」
「このまま4カード連続勝ち越しを!」
「3タテよ! ハマスタで3タテできれば阪神への苦手意識は消せるはず!」
「まずは2戦目に全力集中!」
先発はいよいよ初登板の新外国人ロメロ。
果たしてどのような投球を見せてくれるのか。
先発が壊滅的なだけに、どうにか良い投球を見せて欲しい。
「二軍の投球では期待できそうだけど、一軍の打者はまた違うからね」
「それでもいけそうな予感が!」
「相手はこの前あっさり完投されたルーキーの伊藤、リベンジよ!」
「2試合連続を許すわけにはいかないよね」
とにかく序盤に先制してロメロを楽にしたい。
「勝つわよ!」
「勝ちましょう!」