結果:横浜1-1ソフトバンク
敢闘選手賞:中川
「勝てなかったかー!」
悔しそうに足を踏み鳴らす結乃。
「うーん、残念!」
理衣も唸る。
しかし、負けなかった。
というか、まさか中川が6回1失点と好投するとは思わなかった。
「いやー、まさか中川と東浜で投手戦になるとは思わなかったわー」
「中川投手、勝たせたかったね!」
「勝つとしたら打ち合いしかないと思っていただけに、意外すぎる展開だったわね」
「5回まで無失点、6回を抑え切れれば・・・だったけれど」
「いやでも1点取られてなおピンチで、よく6回を投げ切らせたわよ」
「交代じゃなく、自分で抑えたのは大きいね!」
これも、初戦に勝てたから出来たのかもしれない。
いずれにしても、万々歳の結果であった。
「中川の好投に応えたかったけれど、後半はホークス投手陣の前にノーチャンスだったわね」
「さすがに、そう簡単に打てないね」
「ヒット数含めて互角の戦いが出来ていることは自信にしていいんじゃないかしら」
「締まった試合をしているもんね」
桑原もセンターではさすがの守備を見せてくれている。
他の選手もみんな頑張ってくれた。
「この試合を、3戦目に活かしたいわね!」
「先発は坂本投手、ソフトバンクさんは左に良い打者が多き気がするから、頑張ってほしい!」
「中川が6回まで投げてくれたから、初戦に投げた投手も起用できそうなのが大きいわね」
「でも、それが必要ないくらい投げて欲しいけれどね」
一方のソフトバンクは、初先発のレイ。
全く未知数である。
「よくわからないけれど、ファームでもそれほどの成績じゃないみたいだから、打線が早い回から援護したいわね」
「大量点で突き放して勝ちパターン投手が出なくて良い展開に!」
「それが理想だけれど、ここまできたらソフトバンクに勝ち越すわよ!」
「勝ち越したら、2012年以来!?」
武田、東浜相手に1勝1分なのだ。
楽天戦とは違い、がっぷりで引き分けたのは、3戦目にもきっと繋がるはず。
初顔には分が悪いなど言わず、得意の空中戦でも何でも良いから、勝ちましょう!