結果:横浜4-1日ハム
敢闘選手賞:今永
「よーし、最後は勝利で交流戦締めよ!」
結乃がガッツポーズをみせる。
「終わりよければすべてよし、ってね」
理衣も拍手をしている。
優勝こそ逃したが、最後は勝利して貯金3つ。
3位で終了したのは良かっただろう。
「最後、阪神が負けてくれていれば2位だったんだけどねー。あとはやっぱり西武の2戦目ね」
「まあ、終わったことはもう仕方ないとして、事実を喜ぼうよ」
「まずは今永が手術から復帰後、初勝利ね」
「7回1失点の好投でした!」
「不調の日ハム打線相手だったけれど、勝つことが重要」
「それに前の週は好調ロッテ打線も抑えていたしね」
この日は7回を投げ切ってくれた。
今の状態なら、手術前と同等とは言わないが、それでも先発ローテでは濱口に次ぐ位置につく。
「とにかくローテ崩壊だったから、安定してくれるとありがたいわ」
「復帰初戦、2戦目はまだまだ不安定だったけれど、投げるごとによくなっていくしね」
「この後も無理しないでいって欲しいわね」
「どうしても期待しちゃうけどね」
「今永を援護する打線は、珍しく進塁打をうまく使った攻撃ができていたわね」
「初回、桑原選手がヒット、盗塁で、伊藤選手が進塁打、佐野選手がタイムリー」
「ベイスターズらしからぬ攻撃だったわね」
「3回も同じような流れだったもんね」
「惜しむらくは佐野のゲッツーとか、伊藤の走塁死とかあったけどね」
「課題は残るけれど、悪いところばかりじゃなかったし!」
とはいえ5回はゲッツーになりそうなところ、相手のエラーでラッキーな得点になっただけともいえる。
佐野は得点圏でどうしてこうなるのか(初回も前進守備じゃなかったら二ゴロかな?)
「あとは6回から9回まで三者凡退が続いたのも気になるけれどね」
「抑えこまれちゃったね」
「まーでも、オースティン抜きで勝てて良かったわ」
「そういえばオースティン選手、どうしたんだろうね」
「交流戦優勝もなくなったから、無理させなかったんでしょ」
そしてこの後、4日間あくわけで。 脚の状態が分からないが、とにかくゆっくり休んで治療に専念してほしい。
「リーグ再開すれば守備もあるからね、完全じゃないと厳しいわ」
「この休み期間が本当にありがたいね!」
交流戦でも爆発してくれたオースティン。
打棒だけでなく、走塁でも皆の意識を変えてくれた。
打線に名前がある無しで大違いである。
「とにかく、交流戦では良い戦いができたんだから、この流れで再開後もいきたいわね」
「そのためにもオースティン選手、だね」
「そして先発ローテの再編ね」
「あとは控え層の押し上げ……は、今からできることはないかもだけど」
休みの期間を活用し、選手達は休養を、首脳陣は作戦の見直しを。
そして、チームは上を目指していきましょう!