2021年振り返り #44 2軍のチーム打点王!打撃に期待持てるぜ 小深田 大地
「小深田! 楽天の小深田とは別人よ!」
なぜか偉そうに結乃が言う。
「いや、当たり前だけどね」
苦笑いしかない理衣。
ルーキーイヤーの2021年は全てファームでの出場である。
#44 小深田 大地
出場試合 : 100
打数 : 316
打率 :.215
安打数 : 68
HR : 4
打点 : 43
盗塁 : 2
「なんといっても、試合数、打席数の多さよね!」
「二軍ではチーム最多だもんね!」
「高卒一年目でこれだけ出場させてもらえるってので、期待度も高い感じよね」
「それだけでも大したもんだと思うけれどね」
高卒一年目となると、まずは体作りからという感じも受ける。
しかし既に試合でこれだけ起用されるということは、その辺はある程度できているということか。
とにかく試合で鍛えようというタイプなのかもしれない。
「数字的に本人は納得いかないかもしれないけれど、打点43はチームトップだからね」
「それだけチャンスに強かったのかな」
「詳しくはわからないけれど、そこは良かった点だと思うわよ」
「打点を稼ぐタイプ!」
「ちなみに三振108はリーグワーストよ!」
「そこを恐れずにやって欲しいね」
実際、足があるわけでもない。
ある意味、佐野タイプな感じで、打撃を優先して獲得した選手のはず。
HR量産タイプでもないと思うので、打点を稼ぐ打者になって欲しいのはこちらの願いでもある。
「確実性はまだこれから、1年目で打点をこれだけ稼げればまずは十分よ」
「これからいくらでも向上できるしね」
「まー、ルーキーだから60点だけど、その辺加味して65点ね」
「微妙なUP・・・」
「顔も可愛い感じだし、成績がついてくれば人気出るわよ。きっと」
「うーん、楽しみ!」
「まずは二軍でさらに数字をあげて、一軍で代打でもどこか経験できるといいわね」
「でも、まだ焦らなくても」
「そうね、宮崎の次のサードの期待よ!」
宮崎は6年契約。
とはいえ年齢を考えれば徐々にフル出場は難しくなってくる。
そこを狙っていけるよう、この2~3年で鍛えたい。
「待っているわよ、コブ!」