2021年振り返り #51 6年契約で生涯横浜!頼れる打撃職人 宮﨑 敏郎
「6年契約を結んだ宮崎よ!」
結乃が意気込んで言う。
「ありがとうございます、嬉しいね!」
理衣が拍手して言う。
#51 宮﨑 敏郎
出場試合 : 141
打数 : 519
打率 :.301
安打数 : 156
HR : 16
打点 : 73
盗塁 : 0
「まー、過去5年間で3割を4回、2019年も序盤が酷かったけれど徐々に戻してきて2割8分を残して安定感抜群だからね」
「それに加えて体も丈夫で試合に出てくれるしね」
「レギュラー定着してからほぼ欠けることなく出続けてチームに貢献。そりゃ、手放したくないよね」
「何よりあの打撃のすばらしさ!」
「将来的な指導者も見据えて、ね」
「残ってくれてよかった!」
鈍足の右打者でこれだけの打率を残せる打撃の技術。
他の選手にはできないだけのものがある。
「ということで、80点てとこかしらね」
「2022年も期待しています!」
まだまだ宮崎を追いかける若手の姿は見えてこない。
「懸念があるとすれば、21年は三振が増えたことね」
「うーん、確かに」
「首位打者を獲得した2017年から年々、三振の数は減っていたのに、21年は急増!」
47⇒45⇒35⇒29⇒53
「確かにー」
「まあ、それでも少ない方ではあるんだけど、確かに三振が多いなー、ってのは見ていて思ったからね」
「だけど3割を残しているわけだから」
「まあね、併殺の数もそんなに変わらないしね。ただ三振が少ないのが特徴でもあったから、衰えか!? なんて気になっちゃうのよね」
投手もパワーアップする。
相手の研究もある。
そういう中で苦労するのはある意味で当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが。
「それでも今までの安定感から、22年も大崩れはいないという期待はあるからね」
「その安定感が大きいよね」
「あとは本人も意欲を見せていた盗塁ね。走るんだぞ、という意欲を見せてほしいわね」
「いかに走れるタイミングを盗むか、だよね」
まあ、盗塁はともかく、走塁に関しての意欲は強く持ってほしい。
「ファンからの人気も高いし、これからも横浜を頼むわよ!」
「私たちも生涯、応援を続けます!