2022年3月25日 広島戦
結果:横浜3-11広島
敢闘選手賞:入江
「開幕戦はなんでいつもこうなるのか!」
胸を張って叫ぶ結乃。
「うーん、開幕戦の勝利って殆ど見たことないよね」
理衣も首を傾げる。
まあ、相手チームのエースが来るのに対して、横浜はエースと言えるような投手が今まで殆どいないわけで。
そりゃまあ、負けるよなというモノでしたが。
「この試合、またいつだったかみたいに相手投手の大瀬良にタイムリー打たれて負けるとか、学習してないのか!」
「うーん、なかなか厳しいね」
「東、それほど良い感じじゃなかったけれど、それでも最低限、2回の3失点だけに抑えたのは、まあ良かったとしましょう」
「5回で8安打も打たれたもんね」
2回も守備がなんとかなっていれば・・・というところはある。
「知野がねー、緊張かしらねー」
「本人が一番分かっているだろうからね」
「悔しいでしょうし忘れられないでしょうけれど、忘れちゃだめよ! ここを糧にして次よ、次!」
「内野安打だけど1本打ったし、気持ちは負けていないはず!」
開幕スタメンを勝ち取ったのは、オープン戦でアピールしてとったもの。
本職ではない1塁起用したのは首脳陣も分かったうえでのこと。
・・・とはいえ、やはり守備はもうちょい重視しないと、特に1塁はもっとも守備機会が多いわけだし。。。
「砂田が打たれたのが痛かったわね」
「うーん、止められなかったね」
「緊急登板だったしこういう日もある、と思うしかないわね」
「今まで助けてくれていたもんね」
「それより東は大丈夫?」
「指先を気にしていたらしいから、豆とかなら良いけどね」
砂田の後を受けた伊勢も、出てすぐ2連打されたわけで安定しない。
ルーキー三浦も初登板を果たしたが、安定の先頭打者出塁からの失点。
開幕戦から二けた失点の大敗スタートである。
「まー、桑原が1本打ったし、この試合は忘れましょ!」
「そういうしかないね・・・」
「それでも、開幕戦で8-1の7点リードから逆転負けするよりダメージは少ないわ!」
「いやそれ、阪神さんに失礼だし」
しかしまあ、開幕からなかなか酷い試合を見せられたものであるが。
まだ1試合と切り替えるしかありませんね。
「入江は良かったのが唯一の収穫ね!」
「今後も期待です!」
「そして疑問は、なんでいきなり佐野2番!? オープン戦でやっていたことと違うじゃない!」
「ああ、それは確かに・・・」
「足を使うなら佐野2番はないでしょう! 知野の守備はともかく、ここはオープン戦までやってきたことを通してほしかったわ」
まあ、そんな声も出る中。
果たして2戦目はどのようなオーダーでいくのか?
東の負傷は大丈夫なのか?
その辺も気になりますね。