2022年3月30日 中日戦
結果:横浜7-6中日
敢闘選手賞:石田、関根
「なんでこんなギリギリになるかしらねー」
結乃が渋い表情で言う。
「それでも連勝しました!」
とりあえず喜びをみせる理衣。
8回表終了して7-2の5点差リード。
終わってみれば1点差勝利。
ブルペン陣が危なすぎる。
「それでも良い所から。石田が7回2失点で久しぶりの先発勝利!」
「おめでとうございます!」
「三振はわずか2つ、打たせて取る投球ね!」
「何より四死球が0なのがいいよね!」
やはり四球が少ないと失点には結びつきづらいか。
「球場が広いのもあるけれど、そうやって打たせていけばいいのよ」
「次回もよろしくお願いします!」
「打線も6安打で7得点と、珍しく効率が良い得点ね」
「こちらは相手から得た四死球をうまく活かしたね」
「7つもらったからね」
「それも同じイニングに集中してだったしね」
送りバントに犠牲フライもこの試合ではきっちりできた。
「スタメン出場の関根が2安打、2打点とアピールしたわね!」
「出た時に結果を出せるのは大事!」
「桑原と楠本で盗塁も2つ決めたしね」
「意識改革!」
「だけど、7-2の5点リードで中継ぎは何やっているのよ!」
「入江投手が1死満塁のピンチを作って・・・」
「しかもそんだけリードして連続四球とかね」
「後に出た砂田投手も止められず」
「かろうじて三嶋がビシエドを併殺にしたけれど、ビシエドが好調ならやられていたわよ!」
僅差ならエスコバー、山崎、三嶋というところだろうが。
点差がある勝ちゲームで投げられる投手がいないというのは辛い。
「山崎も、先頭に四球はだめよ!」
「この試合はそれでもなんとか抑えてセーブ!」
「内容的には広島戦の方が良い感じだったのに、不思議なものよね」
まあ、それでも今は勝ったことでよしとするか。
開幕で出遅れないことが重要。
「さあ、3連勝をかけて濱口! 良い所を見せなさいよね!」
「借金返済できると良いね」