2022年4月15日 ヤクルト戦
結果:横浜2-3ヤクルト
敢闘選手賞:ソト
「やっぱり、雨天中止にならなかったのが悪い!」
空を恨みがましい目で睨めながら結乃が言う。
「うーん、試合前からそういう気持ちだったからじゃない?」
理衣が肩をすくめる。
「いや、だってやっぱり予想通りじゃない!」
1番梶原、2番関根で出塁ゼロ!
3ー5番で5安打したが、そりゃソトのホームランでしか点も入らないわ。
「何せ今の打線じゃ、3-5番で点を取るしかないけれど、3-5番は足がないから、前にランナーが出ていないと点が取れないのよ!」
「厳しいですねぇ」
「6番以降も、嶺井、大和がたまにうつくらいだし、期待が高いわけじゃないしね」
「得点力がどうしても、ね」
誰か、出てきてくれないものか。
梶原は最初だけで、やはり荒いので弱点突かれるとどうしようもない感じか。
「最終回も、田中にそのまま打席に立たせるしかない悲しさよ」
「期待しようよ!」
「いやいや、もう田中にそこまで期待していないからさ」
「やさぐれないよに・・・」
とはいえ、他に戦力がないのも事実か。
「誰か1、2番いないのかしら。あとはもう本当に、3-5番の打順を前倒して1度でも多く打席に立たせるか」
「その戦法はやらないだろうね」
「やったろうじゃん! で、やっていたじゃない!」
「誰が分かるかな、そのネタ?」
本当に打順というか、スタメンどうするかは考えてほしいが、妙案があるかといえばないのだよなぁ。
何せ戦力がないから。
「だから先発が踏ん張ってくれないとなんだけど、早々に3失点じゃねぇ」
「ソロホームランだけに抑えておいてくれていればね」
「ピープルズが今回は持ち直して抑えてくれたのは良かったけれど」
「そうだね、2イニングきっちり。こういうところも重要だからね」
「これで3連敗、ここで止めておきたいわ!」
「前回好投した上茶谷選手に期待して!」
「うーん、2回連続好投とかしてくれるかしら?」
「また、そういうことを言う! 信じようよ!」
「相手は原かぁ。良い時はなかなか打てないからねぇ。誰かいないのかしらねぇ」
「今いる選手で一丸となってやるしかありません!」
連敗街道に入らないようにしてほしいなぁ。