2022年4月19日 阪神戦
結果：横浜５－４阪神
敢闘選手賞：宮國、宮崎
「おおお、横浜スタジアムで阪神に１点差で勝った！」
信じられない、といった感じの結乃。
「見事な逆転勝利です！」
理衣も拍手を惜しまない。
苦手の阪神戦。
しかも、毎年いいようにやられている横浜スタジアム。
相手の先発は西。
「これでまさか勝てるとはね！」
「まさか、は言いすぎじゃない？」
「いやいや、１回、２回で４点を先制されて、どう考えても負け試合でしょう」
「まあ、２回の表まではそうだよね」
西に対しては打てたという記憶が殆どない。
今シーズン、西は横浜戦以外でもほとんど打たれていないわけで、ここで諦めモードに入ったファンも多い事だろう。
しかしここから、西に対して打線が襲い掛かる。
「２回は連打のあとで下位打線になったけれど、それでもしぶとく２点を返したわね」
「宮本選手の内野ゴロで得点とか、そういうのも重要だよね」
「最低限、ね。田中もあやうくゲッツーだったけれど、運も味方につけられたわね」
「今までの阪神戦は、そういうツキもなかったもんね」
早々に２点を返せたのも良かった。
「そしてヒロインこそ４年ぶり勝利のタナケンに譲ったけれど、２イニングを抑えた宮國が流れを引き寄せたと思うわ」
「ナイスピッチングだったよね！」
「ヒット一本打たれたけれど、それ以外はきっちり抑えたしね」
「ピープルズ投手がが先発に回って、こういう役割求められるだろうから、ここは経験あるだけに期待だね！」
「そして４回には大和のタイムリーが出て一点差！」
「さらに、代打、藤田選手が同点タイムリー！」
「ヤクルト戦では勝ち越しチャンスでゲッツーだっただけに、悔しさもあったでしょうしね」
「ヒロインでの、ただいまー！ は嬉しかったね！」
この先もベテランとしてチームを鼓舞して欲しい。
「そしてそして、なんといってもこの日は４安打の宮崎！ 最後の勝ち越しタイムリーも宮崎だったしね」
「西投手には本当に相性がいいんだね」
「ただ、最後の打席の走塁で足を負傷・・・」
「あああ、もう、なんでこんなことばかり！」
果たして怪我の具合はいかに。
宮崎の代わりはいないだけに、離脱となるとすさまじい戦力ダウンになりそうである。
代わりのサードとなると、知野や藤田を入れるか、とかになってしまうわけで。
柴田、倉本、森がいない中で大和も出ずっぱりにならざるをえなく疲労もたまるだろう。
これで宮崎がいなくなったら、本当にヤバイ。
走塁意識の向上が裏目に出たのか。
「肉離れだと長期の可能性もあるからね。ただ幸いはこの試合に勝てたこと。２，３戦目をしのげば、次カードからは戻ってくる選手もいそうだし」
「２軍の試合に出場したみたいだね」
戦力は落ちるが、牧が戻ってくれば現状維持ととらえ、サードには倉本、山下といったところを起用するか。
「ここはもう、小深田サードでいきましょう！ 開き直って！」
「おお、それはなかなか・・・」
それは現実的ではないかもしれないが。
本当に、戦力の揃わないチームです。
「それでもこの試合、中継ぎが踏ん張って、繋いで勝利したのは大きいから！ 野手も一丸で頑張れ！」
「そうとしか言えないよね・・・」
あとは２戦目の先発、東。
中継ぎも野手も不安内容、完投でもしてくれんかな。
今の状態見ると難しいかもだけど。
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