2022年4月21日 阪神戦
結果：横浜７－５阪神
敢闘選手賞：池谷、藤田
「なんと、横浜スタジアムで阪神３タテは、２００７年以来らしいわよ！」
結乃が興奮して言う。
「雨も見方につけたけれど、打線が集中していたね！」
理衣も素直に喜ぶ。
雨が強くなっていくと思われる中、いかに５回までにリードするかが重要な試合。
その５回に逆転し、６回で雨天コールドと、まさに想定通りの終わり方。
「終わり方はそうだけど、坂本はなんなの！ 四死球でランナーためて満塁ホームランを被弾とか！」
「あれは痛かったね」
「牧が逆転３ランを打った直後に打たれるとか、まるでダメ！」
「手厳しいね」
「今季も全く変わらないじゃない、これじゃあ」
「初登板の時はよかったんだけどね」
他に先発投手もいないから仕方ないが、ロメロ、坂本と、この３連戦は先発が序盤でＫＯされているのだ。
「結果的にこの日は雨で勝ちパ投手を起用しないですんだからよかったけどね」
「でも、池谷投手がナイスピッチングで嬉しいプロ初勝利だね！」
「勝ち星がつくときはこういうものだけど、池谷の投球が流れを引き寄せたともいえるしね」
「相手のクリーンナップに対して三者凡退だったもんね！」
「でも、あんなにサイドから投げていたっけ？」
「投げ方、変えたのかな？」
横浜戦では打たれまくっている佐藤も三振にきってとった。
今後も楽しみにしたい。
「クリスキーにも結果的にセーブが付いて、それはそれで気分よいでしょう」
「こういうので波に乗りたいね」
「そしてこの日は打線がしぶとくくらいついていったわね！」
「先制されても、逆転されても諦めずに！」
「まずは、牧が復帰してもさすがの３ラン！ 右方向！」
「これが自分で誕生日を祝うバースデーアーチ、さすがです！」
「打線はさらに、本日復帰の楠本が１番に入って３安打１ＨＲの大当たり！」
「今年は本当に覚醒、楽しみです！」
「２番の大田も３安打で、１、２番が出塁すれば得点につながるってね！」
「この調子でいきたいね」
本当に楠本はこのままいってほしいし、大田も上がってきた。
桑原はオースティンが戻ってきたときに悩むくらい、さらなる活躍を期待したい。
「そして５回は代打、藤田がしぶとく勝ち越し打！」
「直前にワイルドピッチで同点になって、気分も楽になったかもね」
「そうね、天候的にここで最低でも同点にしておかないと雨天コールドで負けそうだったからね」
「勝負強さがあがってきてます！」
「この後は楠本、大田にも連打が出て２点を勝ち越しに成功、そのまま勝利よ！」
「わー！！」
本当に記憶にない横浜での阪神戦３タテ。
阪神のチーム状況が最悪とはいえ、阪神が同じように調子悪くても１５年間できていなかったのだ。
これで苦手意識を払しょくしたい。
「ただ、阪神を３タテしたチームはそのあとのカードで苦戦しているからね、気を引き締めないと」
「次は開幕戦で３タテされた広島さんが相手だもんね、やり返したいね」
「広島も巨人に３タテされて、広島戻ってまた仕切り直しだろうし、大瀬良、森下の表ローテだしね」
「こちらは急遽先発のピープルズ投手。なんとか打線が援護したいね」
大瀬良だけに苦戦は必至だが、打線は上向いてきた。
あとは宮崎が戻ればというところだが、無理はさせたくない。
ここも全員で乗り切ろうぜ！
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