2022年7月10日 巨人
結果:横浜8-4巨人
敢闘選手賞:桑原、佐野
「おお、勝ったわ!」
結乃が驚いたように言う。
「素直に喜ぼうよ!」
理衣は手を叩いて喜んでいる。
延長で勝ち越し、勝ち切った。
この3連戦、どれも接戦だったけれど負けなかったのは収穫か。
「3点リードを追いつかれた時は流れ的に厳しいと思ったけれど、相手にいった流れを守備で断ち切ったわね」
「本当、8回、9回と、よくしのぎ切ったよね!」
「特に8回の桑原! 本当にセンター桑原の安心感よね」
「あのスーパープレイは桑原選手だからこそ!」
疲労もあるだろうエスコバーが二死から相手に攻められて二死満塁のピンチ。
打撃好調の吉川の一撃はセンター前に。
それをダイビングキャッチ!
「さらに9回、1死1、3塁でサヨナラのピンチ!」
「中田選手のライナーを森選手がジャンピングキャッチして、スタートを切っていた1塁ランナーもアウトに」
「これはスチールかけようとしていたと思うんだけど、ラッキーではあったわよね」
「ツキも横浜にありました!」
平田も疲れもあっただろうし、そもそもこういう場面は苦手の投手。
よく投げさせようと思ったものであるが。。。
「守備で流れを変えて、逆に10回は相手の守備が乱れてチャンスを得て!」
「そこで佐野選手がきっちり勝ち越しの犠牲フライ!」
「この日の佐野は大活躍だったわね」
「そのあとは大和さんもきっちり犠牲フライ、光さんが駄目押しの2ベースと、ベテラン健在!」
一挙に4点を勝ち越して勝利した。
「ただまあ、ロメロは5回までは抑えていたけれど、6回がねぇ」
「あと1回は頑張って欲しかったね」
「健二朗も今日は打たれたけれど、責める気にはならないわ」
「いつも困ったときに火消ししてもらっているからね」
その辺はともかく、納得いかないのはこの日も6回で早々にソトを下げたこと。
しかも直後に追いつかれているし。
「関根が打ったからといっていいってもんじゃないしね」
「外野の守備を固めたかったのはあるんだろうけれどね」
「3点あれば逃げ切れる! なんてチームでもないでしょ。9回とかならともかく6回よ」
「この辺はチームの判断もあるしね・・・」
「さて、週明けから9連戦、カード最初はこれまで一方的にやられている広島よ!」
「ここでなんとかやり返したいね」
「大瀬良も森下もこないしね。3連勝いきましょう!」
「相手には秋山選手も加わっているけれど、なんとか勝ちたい!」
頼むでよー。