2022年9月18日 巨人
結果:横浜3-1巨人
敢闘選手賞:大貫、楠本
「なんとか勝利したわね」
胸をなでおろす結乃。
「これで連敗ストップです!」
理衣も安堵の表情を見せる。
投打ともに冴えず3連敗で迎えたこの試合。
大貫が投げるとこのところ援護できていないが、落とすわけにはいかない。
「その大貫がこの試合も安定した投球で6回1失点」
「自己最多の11勝目です!」
「球数多くなったけれど、それでも6回をなんとか投げ切ってくれたわね」
「だからこそ、エスコバー投手、伊勢投手、山崎投手と勝ちパで抑えにいけました!」
なんとかリードして勝ちパに繋ぐ。
今は、これしかない。
「しかし打線がね、相手のミスもあって2点をとってなお無死満塁で無得点がね!」
「あそこでせめてもう1点、取れていればね」
「内野ゴロ併殺で1点でもいいのよ! それすらもできないからね!」
「まだ森選手には荷が重かったかな・・・」
相手も左腕のクロールにかわった。
森で打てなければ次は投手の大貫、無得点の公算が高い。
ならば、森のところで右の大和、大田、オースティン、誰でも代打で勝負にいってよかったのではないだろうか。
「なんで勝負にいかないのかしらね、みんな納得するはずよ」
「その辺は色々と考えてこそなんだろうけれど・・・」
「勝ったからよかったけれど、ね」
「2点目も相手のミスだったしね」
相手のミスに乗じて畳みかけられない打線の状態ということか。
「だからこそ9回、楠本の追加点は大きかったわね!」
「しかも2死ランナー無しから、桑原選手、楠本選手でとったもんね」
「今は打線の状態が駄目だから、とにかく、なんでもいいから点を取らないと」
とにかくこれで連敗ストップ。
大貫、今永のところで負けるわけにはいかないのだ。
「2戦目はその今永だけれど、相手が菅野かー」
「また厳しい相手だね」
「ロースコアに持ち込むしかないんだけど、菅野は中5日じゃないの? なんとか打ち崩すべし!」
「楽に勝てる試合が欲しい!」
ヤクルトも勝利しているが、自分たちの試合をするしかない。
さあ、いきましょう!