2023年4月12日 ヤクルト戦
結果:横浜6-1ヤクルト
敢闘選手賞:東、エスコバー、牧
「よーっし、連敗はしない!」
結乃がガッツポーズを見せる。
「見事な勝利です!」
理衣もジャンプして喜ぶ。
初戦を落とし、2戦目は負けられなくなった。
初回に先制され嫌な感じで始まったものの、投手が抑え、打線がこたえて、見事に勝利した。
「まずは先発の東! 中5日だったけれど、6回1失点で期待に応えたわね」
「初回こそ1点失ったものの、その後はきっちり抑えたもんね」
「7回もね、味方のミスもあってランナー残して降板しちゃったけれど」
「それでも見事です! これは復活したとみていいかな!?」
完全復活、というのはシーズン終わらないと分からないが、かなり期待がもてるのではないだろうか。
「そして無死満塁のピンチを抑えたのはエスコバー!」
「本当に、どんな時も投げてくれて助かります!」
「この前打たれて誹謗中傷していた人! ほら見なさい!」
「エスコバー投手ほど身を粉にして投げてくれる人はそうそういないからね!」
7回時点ではまだ4-1で3点差、無死満塁なら2点くらいは普通に入ってもおかしくない。
そうしたら投げれは一気にヤクルトにいっていただろう。
あそこはまさに分岐点。
「この日は打線も援護して、なんといっても牧がようやくの1号2ラン!」
「それも逆転2ランだしね、ここから少しずつ上げていってほしいね」
「この日は他にも山本が追加点の3塁打で、しかも3安打猛打賞!」
「ドラ1で松尾選手が入ったし、のんびりしていられないもんね」
「宮崎も3安打にホームランと絶好調維持しているし」
「桑原選手も3安打、代打の楠本選手もタイムリー2塁打と、皆が良いところで打ってくれました!」
「そうね、7回の無死満塁を抑えたあと、その流れもあって楠本のダメ押しの2塁打は大きかったわね」
「14安打で6点と、効率的にはまだまだかもだけど、徐々に、徐々に、だね」
まあ、効率が悪いのはそう簡単になおるものでもないだろう。
とにかく打っていくしかない。
「とはいえ悩ましいところもあって、2番の林はこの日もノーヒット。いつまでスタメンで出すのかしらね」
「確かにね、さすがにこれだけ打てないと、ってのはあるよね。エラーもしちゃったし」
「そしてこの試合でスタメンで出場した大田もノーヒット」
「ソト選手も調子悪いし、なかなかハマる人がいないよねぇ」
楠本もタイムリー打ったとはいえ打率はようやく1割。
ショートをどうするか、ファーストないしライトをどうするか。
悩ましいところである。
「全体的にヒットは出てきているけれど、打線にどうしても穴があるから、その穴を小さくしたいわよね」
「打てなくても粘るとか、打席の内容が良ければね」
「まーでも、とにかく1つ勝ってほっとしたわね」
「やっぱり先発投手です!」
1日休んで横浜で阪神戦。
開幕の借りを返したいですね。