2023年5月16日 広島戦
結果:横浜5-7広島
敢闘選手賞:-
「うーん、なんとなく予想できた一つの展開ね」
結乃が悟ったように言う。
「6連敗です!」
理衣が悔しそうに言う。
3試合目の登板となったバウアーが今度は2回で7失点の炎上。
打線はなんとか5点は取ったが、追いつくことはできなかった。
「うーん、バウアーはもう一度日本用に調整させたら?」
「ここまで打たれるとねえ」
「スピードは出ている、変化球も切れるけれど打たれるってね」
「なんともねぇ」
2回で7失点では試合にならない。
とはいえバウアーもこれで終わることはできないだろう。
プライドにかけて、調整をしてきて欲しい。
一方でそれ以降の中継ぎ陣はよく無失点に抑えたものである。
「こうなると崩壊している先発ローテを崩して上茶谷先発とかさせたら5回くらい頑張って投げるんじゃない?」
「そんな気もしてきちゃうね」
「果たして、誰がこの先発崩壊を止めるのか」
「本当にお願いします!」
「打線も、相変わらずよねぇ。10安打で5点とったとはいえ、ランナーいると打てない佐野、桑原」
「5点のうち2点がソロHR、1点が内野ゴロ、1点が相手エラーで、タイムリーは1本だけだもんね」
「5点取っているから継続しそうよね。もう変えてほしいんだけどなぁ、個人的には」
「コーチ陣がどう評価してその打順にしているか、だよね」
「いやー、宮崎を活かさないこの打線はなんなの? 初回に必ず回したいから3番は分かるとして、普通に出塁率の高いのを1番、2番に置いたら駄目なのかしら?」
「その辺は何かしら作戦が考えがあるのでは・・・」
「出塁率に期待して1番に置いた佐野が全然なんだから、いい加減このクソみたいな打線を変えればいいのに。こだわりなのか意地なのか」
「頑なに変えないよね」
「選手はもっと考える打席、野球をしてほしいわ」
さて、これで3位広島とも0.5差。
「この時期は順位より内容だし、前半戦終了までにどこに位置しているかよね」
「とにかく先発陣を立て直して!」
「久しぶりに先発の石田投手、頼みます!」
「これで石田が駄目だったら全滅ね」
さて、どうなることやら。