2023年6月9日 オリックス戦
結果:横浜4-2オリックス
敢闘選手賞:バウアー、牧
「おー、山下に土をつけた!」
結乃が喜びを見せる。
「相手のエラーもあったとはいえ、だね」
理衣も拍手する。
相手は現在、パリーグを席巻している山下。
かなり分が悪いと思っていたが、その初戦に勝利したのは大きい。
「打線も少ないチャンスを活かせたわね」
「2回は、牧選手、オースティン選手の連続2塁打で先制!」
「なお無死2塁で、そのあとは駄目だったけれどね」
「それでもオースティン選手の状態がよくなってきたのは本当に頼もしいね」
あとはスタンドインを待つのみ、か。
「そして6回は四球でつかんだチャンスから、牧が同点タイムリーね」
「その後、相手のミスで一気に牧選手までホームイン!」
「いやー、あれは大きかったわね」
「お互いにミスをしたけれど、より大きなミスをした方が負ける、ってことだね」
実際、ベイスターズもサインミスからの後逸で失点とか。
エラーも2つあり、決して良かったわけではない。
「それでも、なんだかんだバウアーが7回2失点だもんね」
「この日も四球が4つと本人的には納得していないかもだけどね」
「またホームランも打たれたしね。それでも、球数少な目で7回を投げられるのはありがたいわよね」
「先発としては十分だよね」
NPBのことを学んで低めへの意識を強くし。
打たれた後、ピンチではギアをあげる。
奪三振力が高く、この日も9奪三振である。
「まだ、もっとアジャストしてこれそうなのよね」
「まだまだ上がり目があるということで!」
「この後も中5日かしら? 結果が出れば、バウアー優先でどんどん投げさせる可能性もあるからね」
「頑張って欲しいです!」
ビジターで圧倒的に負けていたオリックス相手にカード初戦を取れたのは大きい。
「さ、この勢いで2戦目もいきたいわね」
「相手は山崎投手、簡単な相手ではありません」
「こっちはガゼルマン、今回は好投を見たいわね」
あと問題は、宮崎不在と1番打者。
この日も1番に入った大田は三打数3三振だった。
「悩ましいわね、桑原もこの日ノーヒットで3割切ったし」
「関根選手じゃだめなのかな」
「他は打順をあまりいじりたくないんでしょうね。2戦目は相手が左投手、さてどうするかしらね」
「ソト選手をスタメンに戻すか、とかかな」
関根、佐野、オースティン、牧、ソト、とつなげるか。
それくらいしか思い浮かばないが。
「まあこの2連勝、1番打者が出塁ゼロでも勝ってるからね!」
「それでいいってわけじゃないんだけどね」
悩ましいところですね。