2024年4月21日 ヤクルト戦
結果:横浜8-3ヤクルト
敢闘選手賞:大貫、牧
「日曜日初勝利!」
結乃が大きな声で言う。
「久しぶりの連勝です!」
理衣も拍手する。
雨が降り、降雨コールドも心配される中。
1、2回で7得点を奪い勝利を決めた。
「いやー、まさかこんな展開になるとは思わなかったわね」
「相手は3戦3勝のヤフーレ投手、前回も抑えられたしね」
「調子が悪かったのか雨なのか、初回にいきなり4四死球だしね」
「1安打で3得点だもんね」
ラッキーと思うしかないが、そのラッキーを活かすことが出来たのは事実。
2戦目といい、2死からチャンスを活かすことが出来た。
「内野ゴロで1点をとったあと、なお四死球で2死満塁と貰ったチャンス」
「ここで伊藤光さんが2点タイムリー!」
「あそこ1点で終わるのとじゃ全然違うからね」
「3点は大きいよね!」
4四死球をもらって1得点では寂しすぎただろうし、その後の流れも変わったかもしれない。
「そして2回はさらに、6安打を集中させて4得点!」
「この回は四死球もなく、ヒットでちゃんと点を重ねました!」
「みんなよく打ってくれたけれど、宮崎のヒットの打ち方とか凄すぎよね」
「あれは相手も驚いていたよねー」
変態的、いや天才的な右打ちであった。
「そして牧が3打点! 内野ゴロの間の打点が2つに、ホームラン1本!」
「この日、自身の誕生日を自ら祝いました!」
「盗塁も決めて、シーズン3盗塁め! よく走るわね」
「このまま盗塁王も!」
というのはさすがに無茶だが、隙を見て走って欲しい。
「そして大貫も6回2失点と試合を作って今季初勝利」
「今までも悪い投球をしていたわけじゃないもんね」
「しかし、村上に打たれすぎよね。それ以外は抑えているとはいえ」
「なんとかして欲しいよね・・・」
欲をかいても仕方ない。
まずは底を脱し、連勝したことを喜ぼう。
「この後はいよいよ首位にたった阪神相手だからね、勢いつけてよかったわ」
「ここで止めたいところだね」
「それも先発次第ね」
「頑張りましょう!」
とりあえず。
誕生日だった南場オーナーも喜んだことでしょう。