2024年6月12日 ロッテ戦
結果:横浜13-3ロッテ
敢闘選手賞:ケイ、筒香
「立ち上がりは嫌な感じだったけれど、終わってみれば快勝ね」
結乃が鼻をならして言う。
「7回に一挙6得点で大逆転です!」
理衣が拍手する。
この日、他の球場では初回に巨人が5失点、中日が4失点と嫌な流れ。
横浜も、暴投やエラーもかさんで初回に2失点と嫌な流れ。
さらに満塁まで攻め立てられたが、その2失点でなんとか凌いだのが大きかった。
「ケイも立ちあがりに失点して球数も多くなって心配だったけれど、どうにか初回を乗り切ったわね」
「四死球も3つあって、暴投、内野安打にエラーと、散々だったね」
「2点取られてなお二死満塁で終えられたから試合も壊れなかったわね」
「本当、ほっとしたよー」
2回以降は立ち直り、4回に失点したものの6回3失点とQSで試合を運んで味方の反撃を待った。
「1点差に迫って7回、満塁から筒香がとうとう勝ち越しの2塁打!」
「試合の終盤で本当に良い一打をうってくれるよね!」
「筒香に求めるのはそれだからね」
「でも、それで攻撃の手をゆるめません!」
何せ中継ぎ陣には不安が付きまとうから幾らあ点があっても多いことはない。
「山本、佐野、そして京田にもタイムリーが出て一挙6点!」
「これで試合も決まった感じだね」
「それでも攻撃の手を緩めず、8回は相手のエラーから、そして9回はとどめにオースティンのホームラン!」
「綺麗に締めてくれました!」
これだけ点差があれば安心して見ていられる。
中川虎が2イニング、最後は元ロッテの佐々木が締めてくれた。
「いやー、ビジターは本当に勝てるわね」
「なんでだろうね・・・」
「ここで稼ぐしかないわ。交流戦も勝率5割になったし、スイープいきましょう!」
「セリーグが苦戦しているだけに勝ちたいね!」
そんな3戦目はとうとう日曜からスライドした大貫。
曜日も変わって、勝ち運、援護運をもってきたい。
「さあ、勝つわよ!」
「勢いを消さないように!」
しかし、連勝中のメンバーや打順を変えてきたときはどうなるかと思いましたよ。
本当に。