2024年7月3日 ヤクルト戦
結果:横浜3-5ヤクルト
敢闘選手賞:ディアス
「うーん、打線の援護がないのが厳しい試合だったわね」
結乃が顔をしかめて言う。
「初回は最高の出だしだったんだけどね」
理衣は肩を落とす。
競り負けて敗戦。
「初回、牧の3ランで先制したのはよかったけれど、それで終わっちゃったわね」
「終わってみれば2回以降はわずか2安打、これじゃあねぇ」
「残塁まつりってわけでもなく、単に抑えられたから仕方ないと言えるかもだけど」
「出だしがよかっただけに悔しいけどね」
今の投手陣では、3点の援護で十分なのは東とジャクソンくらいだろう。
特に中継ぎ陣は厳しいし、森原も打たれる時はスカンと打たれるので、こういう時もある。
リードしている時に抑えてくれればよい。
「とにかく濱口よね。初回に3点のリードもらいながら、4回までしか投げられないのがきついわ」
「6回くらいまでは期待したかったんだけど」
「点を取られるのは仕方ないわ。それでも6回3失点ならよいけど、4回2失点じゃね」
「また中継ぎにしわ寄せがいっちゃうよね」
前日の試合も石田が5回まで。
この日も先発が4回では中継ぎが苦しくなるのは当然。
「そんな中でいよいよどうこう言ってられずディアスを登板させたわね」
「でも、きっちり1イニング抑えてくれたからね」
「中盤とはいえ1点リードしている状態で抑えたのは良かったわね」
「これからどんどん投げて欲しいね」
しかしその後、京山、坂本、ウィックと、前日投げた中継ぎ陣が再登板。
これで森原含め3戦目は投げさせられないのがきつい。
「平良も長いイニングは難しいかもしれないから、打線の援護がね」
「平良投手にはなんとか6回、頑張って欲しいけれど」
徳山、佐々木、あたりで凌げるか。
そのためにも打線で援護したい。
「相手先発はヤフーレ、前にKOしたことはあるし、その時のことを思い出して」
「本当に、苦しいからねぇ」
中継ぎ陣、誰か1軍にあがってこれないのですかね?