2024年振り返り #00 伸び悩み苦戦も、一軍に帯同期間が長いのは期待の証拠でもあるのか? 林 琢真
「さて、2024年シーズン、選手個々人の成績の振り返りにいくわよ!」
結乃が元気よく言う。
「好成績を残した人も、思い通りにならなかった人も、来季に向けて活かしていきましょう!」
理衣も続く。
ということで例年通りに背番号順に。
トップは二年目を迎えたの林です。
#00 林 琢真
出場試合 : 63
打数 : 102
打率 :.167
出塁率 :.232
安打数 : 17
HR : 0
打点 : 7
盗塁 : 6
OPS :.467
「一年目とほぼ変わらない成績なのよね。むしろ落ちているというか」
「まさに伸び悩みという感じ?」
「一軍には長く帯同したけれど、代走とか守備がメインで打席機会が少ないのはかわいそうと言えば可哀想だけどね」
「限られた打席で結果を出すことの難しさだよね」
大卒二年目の野手でここまで打席の機会を与えないのは酷いという意見も多くあった。
それなら二軍で試合に出させた方が良い、と。
とはいえチーム事情もあったのか。
一軍に置いておく控えの野手としては使いやすい部分もあったのか。
「逆に、そういう意味で他の選手より期待、優先度が低いのでは、とも言われていたわよね」
「なんとか見返して欲しいところだね」
「本職はセカンドだけに、ショートの守備ではそれほどでもないし、確かに微妙ではあるのよね」
「うまい起用方法があればね」
シーズン終盤は、試合の終盤に牧をファーストに回して林をセカンドに入れた試合もあった。
もっとそういう試合を増やしても良いのではないか。
「シーズン終盤に森が打撃で結果を出したから、来シーズンは更に競争の立場も厳しくなるかもだし」
「走力はあるし、打撃力をあげていきたいところだね」
日本シリーズのビールかけでは石井から檄も飛んだが、それは期待のあらわれでもある。
同世代の内野手も多くおり、ドラフトでも獲得。
更なる競争の中、生き残るための力を身に着けて欲しいですね。