2019年7月30日 ヤクルト戦
結果：横浜６－２ヤクルト
敢闘選手賞：上茶谷
「うおぉおおお、ドローン凄い！」
試合終了後のドローンのイベントを見て、結乃が叫ぶ。
「綺麗だね！」
理衣も釘付けである。
「ニコニコでこれだけ凄いんだから、現地はもっと凄いかもね！」
「現地で見るのが楽しみだね！」
１戦目は現地観戦でなかったため画面越しだが、それでも十分に綺麗であった。
「星とか７０の文字とかちゃんとわかったし、進化しているわねぇ」
ふむふむ、と頷く結乃。
「前に開幕戦で見た時よりも綺麗だね」
夏の夜、晴れていたというのも大きいだろう。
「ドローンを心からたのしめるのも、試合に勝ったからこそよ！」
「快勝だったね！」
結乃と理衣がハイタッチをかわす。
「なんといっても先発の上茶谷！ このところ早いイニングで降りていたけれど、この試合は７回２失点！」
「７６球だし、もっと投げられそうだったけれどね」
「その辺は首脳陣の考えね。ルーキーだし夏だし大事をとったのか、点差を考えてなのか」
「でも十分すぎるピッチングで６連勝！ これはルーキーとして新記録だって！」
「本当に、ルーキーに毎年頼るわよねぇ」
これで１００イニングにも到達し、見事なものである。
「打撃陣も、ホームランなしで効率よく点が取れたね」
「神里は前も上茶谷の時に４安打とかしてヒロインに呼ばれていなかったかしら？」
「完封した試合だったかな？ また車の中で上茶谷投手がお願いしたのかな？」
このところ打撃で精彩を欠いていた神里だけに、４安打したことはまず素直に喜ぼう。
「同点に追いつかれた後はソト、ロペスのタイムリーで勝ち越し！」
「頼りになります！ 更にダメ押し点は光さんのタイムリー！」
「光は３安打の猛打賞。バッテリーで打って、守って、活躍したわね！」
こうして出場すると、ある程度打てる捕手のありがたみが良くわかる。
「文句なしの試合に思えるけれど、一つだけ！」
「あ、予測できちゃった」
「４番に戻った途端に打たなくなる筒香！この試合も１回、５回のチャンスで凡退！」
「ま、まあ、まだ４番に戻って１試合目だし････」
「結果を出しなさいよね！」
この先に打てないと、また打順、どこになるか分かりませんよ？
「さーて、スターナイトの初戦をとって良い感じね！ 二戦目は濱口、頼むわよ！」
「相手は石川投手、のらりくらりと、打てない時はかわされちゃうんだよね」
「ここのところは打っていると思うけれど、ハマると打てないまま終盤いっちゃうからね。打線は打たされないように！」
果たして苦手の左腕、打線をどのように組んでくるかが気になる所である。
勝っても打線をいじくってくるのがラミレスだから。
「巨人も勝っているから、週末の直接対決までは離されないようにしないとね」
「ローテも、やっぱり今永投手を巨人戦に持っていくっぽいね」
「ま、バランス的にも妥当なところよね」
さあ、７月最後の試合も勝って終わろう！
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