「正式に２０２２年のコーチ陣容が決まったわね」
頷きながら結乃が言う。
「これで一安心！」
理衣も嬉しそうに言う。
その布陣は以下である。
【１軍】
・監督 三浦大輔
・ヘッド 青山道雄
・野手総合 石井琢朗（巨人コーチ）
・打撃 鈴木尚典（ＢＣ神奈川監督）
・チーフ投手 斎藤隆（野球解説者）
・投手 木塚敦志
・内野守備走塁 田中浩康（２軍守備走塁コーチ）
・外野守備走塁 小池正晃
・バッテリー 相川亮二（巨人コーチ）
・巡回打撃 田代富雄
【ファーム】
・監督 仁志敏久
・総合 万永貴司
・打撃 大村巌
・打撃 嶋村一輝（１軍打撃コーチ）
・打撃 下園辰哉
・投手 大家友和
・投手 小杉陽太（四国学院大コーチなど）
・守簿走塁 永池恭男（１軍内野守備走塁コーチ）
・守備走塁 柳田殖生
・バッテリー 鶴岡一成
・育成 藤田和男（１軍ブルペンコーチ）
「とりあえず納得できるコーチ陣になったわね」
「９８年のレジェンドが集結！ だもんね」
「石井はヘッドかと思ったけれど、青山が残るのね。どう、うまく切り分けるのか」
「石井さんは、野手の指導に専念するってことかな」
「そうなんでしょうけれど、作戦がちょっと心配ね・・・」
「打撃が尚典一人に見えるけれど、実質は石井も見るでしょうし、田代コーチも巡回で残るからね」
「田代さんが残って良かったね！」
「投手も小谷さんが入って、ベテランコーチと若手コーチがうまいこと融合すると良いわね」
「斎藤さん、大家さんとメジャー経験者が始動できるのも大きいね！」
噂されている外国人投手の日本向け指導もお願いしたい。
「そして懸念だったバッテリーに相川がついた、と」
「新沼さんは人柄がよいからフロント向きなのかな」
「スコアラーとしても優秀だって聞くし、ここは適材適所よ」
「一軍の内野守備に浩康さんがきて、一軍の二遊間コーチはゴールデンコンビになったね！」
「是非、守備、そして走塁を鍛えてほしいわ」
期待が湧き上がるのである。
「あとは外野守備走塁が適材がいなかったのかしらね」
「二軍は二人とも内野手の人だしね」
「ちょっと舐めてないかしら？ ＯＢなら多村とか荒波でもダメなのかしらね」
「まずは内野を固めて、ってところかなー」
「そこにも手を伸ばしてほしかった！」
完璧とまではいかなくても、かなり充実したコーチ陣になったことは確か。
あとは、選手たちがいかに力を出せるか。
「まずは春のキャンプから！ 楽しみね！」
「不安は、コロナさんだね。。。」
新種とかも出ているし、また入国が遅れるとかないようにおねがいしますよ！
「さらに新入団選手の背番号も決まったわね！」
「びっくりだったね！」
◆ドラフト1位 小園健太投手「勝利」ハマの健ちゃん ： 背番号18
◆同2位 徳山壮磨投手「強気」ハマの努力家 ： 背番号15
◆同3位 粟飯原龍之介内野手「感謝」ハマの超人 ： 背番号33
◆同4位 三浦銀二投手「成長」ハマの銀ちゃん ： 背番号30
◆同5位 深沢鳳介投手「攻気」ハマの精密機械 ： 背番号43
◆同6位 梶原昂希外野手「覚醒」ハマの韋駄天（いだてん） ： 背番号58
◆育成ドラフト1位 村川凪外野手「情熱」ハマのチーター ： 背番号103
◆同2位 東出直也捕手「決然」ハマのキャノン ： 背番号104
◆同3位 大橋武尊外野手「貫徹」ハマの神速 ： 背番号105
「小園に１８をつけるとは思わなかったわ！」
「２４とか有力かと思ったけれどね」
「まあ三浦が監督としてクジ引いて獲得したし、それだけ期待もあるってことでしょう」
「その背番号に負けないくらい活躍してほしいね！」
本来なら実績を積んでからつけるはずの番号。
プレッシャーとならないように。
「他の選手もまあ、納得いく背番号ね。梶原だけ意外だったけれど」
「前は投手の武藤さんがつけていたもんね」
「まあ、新たに、それこそ梶原の番号と言われるくらいになって欲しいわね」
皆、期待してます！
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