2024年10月16日 巨人戦
結果：横浜１－０巨人
敢闘選手賞：ケイ、佐野、筒香
「大事な初戦に勝利！！」
結乃が拳を突き上げて言う。
「僅差の試合を逃げ切りました！」
理衣も拍手する。
強力投手陣を要する巨人に対し、エース東を欠く手負いの横浜。
しかもこの試合は守護神の森原まで肩の不調でベンチ外となる苦しい状況。
そんな中で２点リードを守り切った。
「まずはなんといっても先発のケイよね。初回は苦労したけれど終わってみれば６回１安打無失点の好投！」
「四球は多いけれど、適度に荒れているのがいいのかな」
「球に力はあるからね。この日はイラつくこともなかったかしら？」
「とにかく、ここぞの一番で素晴らしい投球でした！」
投手陣の強い巨人相手に先制を許すと苦しくなる。
味方が点を取るまで粘ってくれた。
「そして待望の先制点はＣＳに入って絶好調の佐野の一発！」
「戸郷投手の失投を見逃しませんでした！」
「本当に、ここにきてこの調子はありがたいわね」
「連打は難しいだけに一発で仕留めてくれました！」
先制はしても１点リードではまだまだ。
次の１点がどうなるかというところで出たのが、筒香のタイムリーだった。
「相手も変則左腕の高梨に代わって難しいところだったけれど」
「大振りすることなく、とにかく当てて技ありのタイムリーだったね！」
「日本に戻ってきて決してよくはない筒香だけど、ここぞのところで打ってくれるのが流石よね」
「元キャプテンが頼りになります！」
「あとこの試合で森が２つの犠打を決めたのも密かにポイントよ」
「緊張感のあるＣＳできっちり決められるのは大きいよね！」
森も「自分が」ではなく、ちゃんと繋ぎの意識をもってやってくれているということ。
バント一つでも責任感や意思が変われば、そのやり方や結果も変わってくる。
しかし、中継ぎは心もとない。
どころか、抑えの森原までいないという状況で、中継ぎ陣が踏ん張った。
「特に、巨人を戦力外になった堀岡が８回に出てきて抑えるとか、熱いわよね」
「ＣＳという場で素晴らしい恩返しだね！」
「毎回こうはいかないだろうけれど、いるメンバーで乗り切るしかないからね」
「これでアドバンテージ分を消して１勝１敗のタイです！」
戸郷、菅野とくるだけに、初戦を取らないと厳しいところで勝てたのは大きい。
そして２戦目は大貫と菅野。
「大貫は今シーズン稼働ができなかっただけに、ここで見せて欲しいわね」
「本来なら右のエースとして活躍しないといけないところだったもんね」
「巨人打線は決して爆発力があるってわけじゃないからね、やっぱり耐えて欲しいわね」
「できれば長い回を投げてね」
中継ぎ、抑えはどうしても不安点。
菅野相手に苦しいとは思いますが、先制して早めに菅野を交代させて中継ぎから追加点、という展開に持ちこみたいですね。
さあ、連勝目指して！
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