2024年10月20日 巨人戦
結果:横浜0-1巨人
敢闘選手賞:-
「いやー、これまたベイスターズらしい試合をみせちゃったわね」
結乃が渋い表情をする。
「1点が遠かったです」
理衣が肩を落とす。
この試合でもまた山崎伊織を打てず、打線沈黙。
ミスも出て、采配も裏目に出るという。
「投手陣は1失点だから打線なんだけど、あそこで打たれるかね康晃」
「プロ初HR? それをここでねぇ」
「だから信頼度が落ちているのよね」
「悔しいね」
とはいえやはり打線。
この日は送りバント失敗に併殺、ホーム憤死など全てが悪い方向に。
「やっぱあの7回の1死3塁よね。高梨に対して森じゃあやっぱり荷が重かったのか」
「あえて託したのかもだけどね」
「まあそうね、変則左腕の高梨に森で厳しいのは分かるけれど、そのまま打席に送ったことも意味があると思いたいわ」
「以前だったら躊躇なく代打だったかもね」
「シーズン後半からこのCSで守備、打撃で成長した姿を見せたからこそ、この重要な試合の重要な場面でも任されたと考えて欲しいわね」
「こういうところで、どうにかできる選手に育ってほしいね」
「とはいえ、あそこで点が取れなくて、8回は送りバント失敗で併殺、9回もチャンスは作っても後が続かず」
「相手の守備もガチガチだったし、そもそも山崎投手から点が取れないのがまた、ね」
巨人投手陣に抑え続けられているし、守備はもともと良いチーム。
とはいえ、横浜投手陣も巨人打線を抑えているのだが。
貧打戦なのか投手戦なのか。
「これで3勝3敗で最終戦か」
「いやー、厳しいね!」
「初戦と同じケイと戸郷だけど、果たしてケイが同じように抑えられるかどうか」
「そして戸郷投手を打てるかどうか」
両投手とも中4日であるし最終戦でもあるから早い継投も視野に入れてだろうが。
その継投も難しいところ。
「ただ、山崎伊織よりかは戸郷の方が打てそうな気もするけどね」
「相性的にはね。完封されることもあるけれど」
「そりゃまあ。ただ、戸郷は打てる時もある」
「あとはケイ投手がまた抑えてくれるかどうか、だねぇ」
果たして2試合続けて抑えてくれるか。
また、打線がいい加減打ってくれるか。
泣いても笑っても最終戦。
棚ぼた儲けもののCSなのだ、全力でいってもらいたい。