「ちょっとこの週末は時間がないので、予約投稿よ!」
結乃が勢いで言う。
「それなので、試合のことは話していません」
理衣がぺこりと頭を下げる。
この週末は中日3連戦。
ここは勝ちこしておきたいところですが、果たしてどうなるか、ですね。
「なので試合以外のことを考えて・・・中継ぎを考えましょうか」
「このところ、起用法がかわっているもんね」
「山崎が抑え剥奪で、伊勢も調子が悪い、エスコバーもまだ良かったころからは遠い、だからね」
「昨年の勝ちパターンがみんな、だもんね」
2022年は2位になり一年間の登板数も多かった。
その辺の影響もあるのだろう。
「結局、中継ぎも新顔が出てきていなかったからね、昨年は」
「入江投手が頑張っていたけどね」
「で、今はウェンデルケン、森原が勝ちパターンのリレーね。二人とも獲得しておいて良かったわ!」
「本当、助かります!」
この二人の安定感が、見ている方を落ち着かせてくれる。
「で、このところようやく石川をそれなりの場面で投げさせ始めて、ビハインドでは宮城が投げ始めたと」
「二人とも頑張っているよね!」
「こういうのをもっと早くにやって欲しかったわよね。いつまでもビハインドで上茶谷とかもったいないし」
「あの頃はチーム事情もあったけどね」
まあ言いたいのは、山崎、伊勢の状態、調子が悪いのならばさっさと二軍に落として調整させて、若手をあげて投げさせればいいのに、というところ。
「もちろん、山崎、伊勢だってなんだかんだ登板して毎回失敗するわけじゃないし、経験少ない若手より上なのかもしれないけれど」
「中途半端に違うポジションで使い続けて打たれて、って悪い循環に見えるよね」
「まー、三浦はとにかく実績重視って感じだしね。で、実績あるから、やられたらやり返せ、しかしないから」
「それが一概に悪いわけじゃないけれど、それをずっと続けてやられっぱなしってわけにもねぇ」
そもそも経年の勤続疲労もある。
きっちり仕上げてくるまでは一軍にあげない。
その間、代わりにあげた若手が打たれるなら、もうそれはそれで仕方ない、とは思うのだが。
チームの勝利とか、今シーズンの順位とかを無視すれば、だが。
「まー、Aクラスも残っている以上、一番勝てると思える戦力で、ってなるのは仕方ないんだけど」
「もう少し未来のことも見据えてバランスが取れるといいよね」
「それよそれ! 3年後はみんな30代で、とか地獄よ!」
「若手とベテランがバランスよくいきたいね」
このところ石川、宮城でようやく少しだけ明るい感じも見えてきた。
もっとこういう投手たちに出てきて欲しいですね。
あと、先発も、ですけど。。。