2024年振り返り #48 中継ぎで貢献も不安定さも露呈。そろそろ本気の結果が欲しい 京山将弥
「中継ぎで投げた京山ね」
結乃が微妙な表情をして言う。
「頼りにさせてもらったね」
理衣が頷く。
牧の世代として活躍して欲しいものだが。
なかなかあがってこないな、というのが本当のところ。
#48 京山将弥
出場試合 : 23
投球回数 : 22.1
防御率 : 2.01
勝利 : 2
敗戦 : 1
ホールド : 5
セーブ : 0
被打率 : .225
WHIP : 1.61
奪三振 : 20
失点 : 7
「数字だけみるとそんなに悪くないように見えるけれど」
「何か不満が?」
「やっぱWHIPが悪いわよね。結果としてあんまり失点していないのだろうけれど」
「後を継いだ投手とかも頑張ったのかな」
さすがにWHIPが1後半というのは、なかなか厳しい。
信頼して中継ぎで出せる、という感じではないだろう。
そこが、途中で抹消されたところか。
やはり四死球が多いのが問題だろう。
「先発で6勝した年から、なかなかこう、こないのよね」
「もどかしいところだよね」
「直球に威力はあるのだろうけれど、制球と決め球ね」
「毎年、同じようなことを言っているね」
とはいえ、中継ぎ陣が苦しい時に出てきて助けてくれたのも事実としてある。
それがなければ結構、立場的には徐々に危なくなっている。
「今さら先発に、って感じでもないから中継ぎ、ロングリリーフでいくのかしらね」
「どこか自分の強みを出さないとね」
「短いイニングを全力でいくことで抑えられるならそれでもいいからね」
「一軍争いも厳しいけれど、中継ぎで一年間通しているのは難しいから、チャンスはあるはず」
チャンスの時にちゃんと状態をあげられているか。
そしてチャンスで結果を出せるか。
頑張れよ!