2025年7月19日 中日
結果:横浜2-7中日
敢闘選手賞:-
「酷い負け方ね」
結乃が呆れたように言う。
「うーん、これはちょっと」
理衣もがっくりと肩を落とす。
守備の緩さ、ブルペン陣の弱さ、打線の弱さ。
そのすべてが出た試合であった。
「なんといっても6回よね。岡林の打球を牧が内野安打にしてしまったやつ」
「正面の速い打球でね、コレで普通に2アウトランナーなしかと思ったら」
「緩い送球で一塁セーフ。岡林の足を考えていたのかしら?」
「そこから2失点だもんね」
もちろん石田に踏ん張って欲しかったというのはあるが。
難しい打球でもなく、ぼてぼてのあたりでもなく、あれで内野安打にされたらガックリ来るだろう。
「懲罰交代してもよかったんじゃない、って声も出ているわよね」
「う、うぅん、でもほら、送球タイミングとか難しいところがったのかも?」
「そして抑えが伊勢でセットアッパーに宮城を使わざるを得ない今、ブルペンが弱くなるからこうなるわよね」
「四球が失点に繋がっているよね」
ジャクソンの後を継いだ中川虎は何とかしのいだが、後は続かなかった。
若松、松本といずれも四球を絡めて失点。
昨年はブルペンの厳しい時に頑張ってくれた選手がいたが。
今はなかなか厳しい。
「そして打線も相変わらず、フォードをぶっけ本番で3番も無安打」
「ファームでもまだ打てていないもんねぇ」
「打たせるにしても6番とかにすればよいのに」
「チャンスもなかったわけじゃないんだけどね」
林がタイムリーを打ったのだけが良かった点か。
「このままなら中日に抜かされるのも時間の問題ね」
「すぐに良くなることなんてないもんね」
キャンプからの緩さが試合にも出ているのではないか。
数年来のドラフトと育成の失敗が出ているのではないか。
もうずっと言われていることだけど。
うーん。