2025年7月20日 中日
結果:横浜5-3中日
敢闘選手賞:京田、蛯名
「負けると思ったらなんか勝ったわね」
結乃が気の抜けたように言う。
「素直に喜ぼうよ!」
理衣は笑顔で言う。
2点ビハインドの9回、相手のイマイチな守備もあって同点に追いつき。
延長10回に2点を勝ち越しての逆転勝利で連敗を止めた。
「9回、もちろん京田は上手く打ったけれど、相手のレフトの守備のおかげで3塁打になった感じよね」
「悪くてもシングルで止められた当たりだよね」
「下手したらダイレクトキャッチもあったんじゃない?」
「でも、殊勲打は変わりありません!」
とはいえ、その後相手が累を埋めて尚1死満塁で林、佐野が連続三振というのがなんとも。
「あれで勢いが止まって9回裏、宮城が先頭に二塁打を打たれて無死1、2塁のピンチ」
「中日さんの勢いを考えると厳しいと感じたよね」
「9回表に勝ちこさないからこうなるわけよ」
「と思ったらそこから宮城投手が踏ん張る!」
相手のバントミス三振から見事に連続三振。
またも相手のミスに助けられた感じだ。
「そして10回、1死満塁だまたも京田! 今日は京田デーかと思いきや」
「さすがにそう上手くはいかず三振だったね」
「これでチャンスも終わりかと思いきや、次の蛯名が2点勝ち越しタイムリー!」
「この前、一打逆転のところで最後の打者になった悔しさもあったね」
10回裏は、残された勝ちパターンの伊勢が締めて勝利。
「いやー、なんか勝っちゃった感じね」
「チーム状態もあるし、勝つのが大事」
「しかしこの日、林を二番にあげたらノーヒットか」
「上位はそれだけ難しいってことだよね」
結局、打線が繋がったとは言い切れない。
「そして前半戦最後は中5日で東をいれてきたわね」
「ドームだし、暑さはないから頑張って欲しいね」
しかし、最終戦に勝利したとしても借金1。
1位の阪神以外は全て借金で前半戦が終了することになった。
「これで2位というのが情けないわね」
「ともかく、最終戦を勝って後半戦に入りましょう!」