2025年振り返り #25 足の切り札としてチームに変化を与えてくれた! 三森大貴
「トレードでやってきた三森ね」
結乃が目を細めて言う。
「今まで横浜にいなかったタイプの選手だね」
理衣も頷きながら言う。
シーズン開幕から足のスペシャリストの位置づけで一軍の位置を確保。
その期待に応えた活躍を見せてくれた。
#26 三森 大貴
出場試合 : 91
打数 : 160
打率 :.213
出塁率 :.287
安打数 : 34
HR : 0
打点 : 10
得点 : 23
盗塁 : 22
OPS :.555
「途中からちょっと成功率が下がったけれど、前半は本当に盗塁失敗も少なかった気がしたわ」
「それも重要な場面、失敗したらダメな場面で走って決めてくれていたからね」
「今までにもそういう代走の切り札が欲しいけれどいなかった。そこにハマってくれたわよね」
「そのおかげで得点できた、っていう場面も多くあったしね」
足が速い選手なら他にもいるが、盗塁はまた別の技術が必要になり、盗塁できる選手が少なかった。
そこを埋めてくれたのが三森だった。
「あとは打撃がもっとよければスタメン機会も増えそうなんだけどね」
「でも、ここぞというときに投入できる存在っていうのが大きいのもあるしね」
ただ正直、あの打ち方ではあまり打てなさそうに感じてしまう。
素人の思いではあるけれど。
「2026年も同じような立場でチームからは期待されているはずよ」
「もちろんその場に甘んじず、レギュラー目指してほしいけれどね」
「盗塁成功率をさらに高め、チームから久しぶりの盗塁王を目指しましょう!」
「それが実現出来たら素晴らしいね!」
更なる飛躍を期待しています。