2018年6月18日(月) vs 西武ライオンズ
結果:横浜4-2西武
敢闘選手賞:宮崎
「交流戦の最終戦、ここで勝てば5割で交流戦を終えられるわ!」
と、気勢を上げる結乃。
果たして結果は。
「5割届かぬーーーー!!」
歯噛みして、全身で悔しさを表現する結乃。
結局、最後の楽天戦に敗れて8勝10敗で交流戦を終えたのであった。
この戦力でよく2つの借金で済んだと褒めたいような、勝ち越せなかったと悔しいような、そんな成績である。
「まー、バリオスは平常運転だったわね」
「5回3失点、悪いというほどじゃないけれど、良くもない・・・・」
「ただ、今の打線だと3点が厳しいのよね」
結局、この試合も筒香はスタメンを外しており、なんとかしてくれそうなのは宮崎、神里くらいである。
そして案の定、楽天投手陣の前に凡退を繰り返すのであった。
「なんてゆうか、負けるのは仕方ない部分あるけれど、負ける試合がつまらなさすぎるわよね」
「う、うーん」
「戸柱6番ってのがきついわね。とうとう打率も1割を切ったわよ!」
「リードで手一杯なのかなぁ」
「盗塁も3つされているし、もー!!」
足を踏み鳴らす結乃。
「とりあえず、柴田、神里で1点取ったのは評価するとして、他の野手は酷いわね。前々からだけど、ランナーを進めることも出来ないし」
「筒香選手も代打で出てきたけど・・・・」
「併殺だったわね。まー、打席に立っただけよしとしましょうか。無理してなきゃよいんだけど」
スタメンで出なかったのは大事をとったのか。
前の試合、西武線で勝利をしたから無理をさせなかったとも考えられる。
リーグ戦再開までに、打撃はともかく、体調的には万全に近い状態に戻してきて欲しい。
「うーん、他にポジる要素あった?」
「え? えーと、どうだったかな?」
言い淀む里依。まあ、仕方ない。
「とにかく交流戦は終わったわ! ロペス、梶谷、筒香と抜けた状態では、拾うべき試合は拾ってなんとかやってきたとは思う。一方で、若手は結局結果を残せなかった。分かっていたこととはいえ、主力との差が浮き彫りになったわね」
「でも、よくやった、って部分をもっと褒めようよう」
「褒めるレベルじゃないわよ。これで褒めたら甘やかすだけだわ! 勘違いさせないようにしないと」
いきなり主力レベルになれとはいわない。それでも、何か見せて欲しかったのだが・・・・
「あとまだ少なくとも数試合は似たようなメンバーで戦わないといけないはず。どうにか頑張るのよ!」
「どこかの情報では、ロペス、梶谷は26日復帰を目指しているとか見たけれど」
「焦って早めてまた怪我して、なんてなったら目も当てられないわ。筒香も軽いと言っていて全然試合出なかったし、7月から復帰と考えておくわ!」
「そこまで、いかにしのげるか、だね」
「幸い、ヤクルトとの試合がないのよ! まあ、他のチームなら勝てるかというと微妙だけど、今年はヤクルト苦手だしね」
「ただ打線が弱いと、投手力のある阪神さんには更に苦戦するのでは・・・・」
「そこは、気合よ!!」
グーパンチを繰り出す結乃。
さて、どうにかこうにか乗り越えた(?)交流戦。
リーグ再開し、オールスターまでの約1か月、後半戦に向けた戦力の見極めと、上に離されないようついていく両方をこなさなければならない。
辛抱しどころ、かじりつけ!
「負け越したのが悔しすぎる! 来年こそ勝ち越すわよ!!」