2019/3/13 楽天戦 3-3 あと一人からの同点弾といえばロペス
「あと一人で試合終了からのロペス!」
結乃が拳を握りしめる。
「さすが、っていう感じだよね」
理衣も感嘆したように言う。
楽天とのオープン戦、9回2死無走者からの同点弾といえば、何かを思い出しそうである。
「オープン戦だけど負けるよりは良いものね!」
「負けが続いていたからねぇ」
それも大敗が。
この日も負けの一歩手前だっただけに、ロペスの勝負強さは頼もしい。
「逆に言えば、他が頼りにならないんだけどね」
「確かに、ロペス選手が3安打だけど、あとは宮崎選手と佐野選手が1安打ずつだけ、だもんね」
前日の試合が4安打、この試合が5安打と、一気に打線が湿ってしまった。
「どうしたのよ、アピールしなきゃいけない勢は!」
神里は三振ばかりを増やし、倉本はヒットが出ない。
「ちなみに佐野だって、二死無走者で打つのではなく、初回のチャンスで打たないと意味ないのよ。どうして得点圏になると併殺なのよ、まったく」
得点の下手なベイスターズ。
この試合もやはり「ここぞ」というところでは打てなかった。
「投手陣は、先発の濱口が5回3失点か・・・・」
「炎上はしていないよ!」
「最低限、ね。これから調子をあげていってくれれば良いけれど」
これ以上、先発ローテを失うのは本当に痛くなる。
濱口には頑張ってもらわないといけないのだ。
「後に出たエスコバー、パットン、三嶋は、まあまあね」
「最後の三嶋投手がピンチを作ったけれど、無失点には抑えたね」
「やっぱり結果を見る限り、エスコバーが必要でバリオスが落ちる感じよね」
完投など望めない以上、中継ぎが頼りであり、結果を見てもエスコバーは外せないだろう。
「他に頼りになる左腕がいれば別だけれどね!」
中後も古村も・・・・
「そろそろ勝利が欲しいわ、オープン戦でも!」
「順位も下がってきたしね」
「最下位はさすがに嫌だしね」
オープン戦も後半戦に入っていくわけで、そろそろ結果も求めていきたいところだ。
「とりあえず・・・・パリーグ相手に勝て!」
結乃の叫びであった。