2019年7月18日 中日戦
結果:横浜3-7中日
敢闘選手賞:なし
「負けたぜちくしょー!」
帽子を絞るようにして悔しさをあらわす結乃。
「これで中日さんは8連勝だって」
理衣も無念そうに肩を落とす。
「とりあえず今永の状態が心配ねぇ」
「このところ打たれているし、長いイニングも投げられていないよね」
「この試合でも序盤から球数多かったしね」
前半戦の疲れがまだ残っているのかもしれない。
状態が悪ければ一回、抹消するのもありだとは思うのだが。
「他に先発投手がいないからね!」
井納も落とし、飯塚や京山は結果を出せていない。
「ここは一発、支配下登録した中川を先発させてみたら?」
二軍で結果を出しているのだから、一度くらいチャンスを与えるのもありだろう。
「厳しいわねぇ。東もいないし、先発に戻る石田がどれくらいやってくれるか、かしらねぇ」
先発投手が誰も安定せず、長いイニングをくえないのでは中継ぎにもしわ寄せがいってしまう。
「ならば打ち勝つしかないけれど、打線もなんか、ねぇ」
この試合も9安打は放ったが3点。
一方で中日は11安打で7点である。
ここぞというところで打てるか打てないか。
得点能力の低さは変わらない。
「それでもまあ、筒香が出てソトがタイムリーというのが2回あったからね、機能していないわけではないけど」
「ロペス選手と宮崎選手がこの試合ヒット打てなかったね」
2,3番が打っても4,5番がノーヒット。
6番の伊藤光が3安打しただけに、痛かった。
「こうなったら2戦目に勝つしかないわ! 中日を止めるのよ!」
「相手は厳しい柳投手だね」
「関係ない、打つのよ! どうにかしてね!」
さて、どうなるか。
負けたら中日が単独2位というのを置いておいても、上を追うためにも負けられない。
「平良、頼むわよ!」
「6回までいってほしいね」
相手が柳だけに、6回1失点くらいでいってほしいが、それより打線に援護してほしい。
「勝つぞー!」
「おー!」
とりあえず気合だ。