2020年8月22日 中日戦
結果：横浜０－５中日
敢闘選手賞：なし
■試合結果
「やる気あんのか！？」
結乃が激怒している。
「ああ……」
理衣は言葉もない。
完封負け。
それも、打者２８人でシャットアウトという酷い試合だった。
ランナーを出した４イニングはいずれも併殺で攻撃終了。
６回の攻撃、ランナーが二人出ていなかったら２７人で終了するところだった。
「なんなのこの打線、ク●なの！？」
「結乃、言葉、言葉！」
「３安打って、何もできんわ！ って、併殺はできたけどね！」
「うーん、ちょっと、まずいね････」
打線は本当に、たまたま繋がるのを待つしかない、という状況だが、それもヒットが打ててこその話。
「打線にそれ以上、言うことはないわ。投げる方は阪口、５回４失点かぁ････」
「ランナーは出していたけれど、なんとか粘っていたんだけどね」
「とはいえ、ランナー出し過ぎ。５回で１０安打でしょ。でも、先発がいないから、ああもうっ！」
髪を掻き毟る。
色々とチーム状況はまずい。
「ま、もうね、初戦の大貫で負けた時点で、３タテは覚悟しているから」
「早い！」
「だって３戦目は大野雄大よ。３試合連続完投中の。んで、こちらは伊勢でオープナー起用。これでどう勝てと！？」
「ブルペンデーも勝ったし、なんとかなるかも！」
「もう、大野がそろそろ不調な日ということを願うしかないわね」
「もしくは伊勢投手が好投して勝利投手に！」
「妄想？」
「妄想でもなんでもいいじゃない、最初から負けを考えたら駄目だよ！」
「その方がダメージは少ないし」
「嫌なリスクマネジメントだ！」
ということで。
どんな内容でもいいから勝って欲しいですね。
ふぅ。
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