2020年10月28日 巨人戦
結果:横浜10-6巨人
敢闘選手賞:伊藤光
「絶対に目の前での胴上げ阻止!」
結乃が猛る。
「二年連続なんて絶対に嫌だもんね」
理衣も力強くうなずく。
胴上げの危険性があるこの3連戦。
2戦目は点の取り合いとなったが、それでもどうにか巨人を振り切り連勝した。
「初回に4点を先制した時は、いける! と思ったんだけどね」
「いきなり打線が繋がったね!」
「それも珍しくホームランなし、タイムリーが出たからね!」
相手先発の高橋を攻め立てて優位に進められる、と思いきや。
「坂本がねー、やっぱり安定感がないわよね」
「ま、まあ、ルーキーだしね」
「とはいえ四球でランナー貯めてホームランは駄目なこと!」
「3回だね、岡本選手に同点3ランを」
「それでも打線はしぶとく攻め立てて、その3回裏には伊藤光の勝ち越し3ベース!」
「久しぶりのお立ち台でもあったね!」
「四球も2つ選んで全て出塁、これが出来るのが伊藤光なのに、なんでこんなに干すのかしらね・・・・」
「そ、それは・・・・」
この試合も、途中交代させられた。 確かに投手は失点していたが・・・・
「しかしまあ、この日は守備の差で勝ったようなもんだけどね」
「ああ、巨人さん、らしくなかったよね」
「10点中、相手のエラーでの得点が4点だからね、それがなければ6点で同点だったわよ」
「パスボール2つに落球と・・・・」
「増田って守備下手なの? まあ、その相手に3盗塁を許しているんだけどね」
「足は脅威だよねぇ」
それでも、落球を含め守備であれだけポカをしたら、というところである。
「そのせいか、この選手が! っていうのはあまり無かった感じね」
「でも梶谷選手はきっちり2安打、首位打者に立ったね」
「大島が無安打だったから、安打数も2差に迫ったわね」
「最後まで本当にもつれそう!」
佐野の打率が下がらないだけに、首位打者は梶谷か佐野、どちらか取れそうな感じになってきたが。
「そして、マジックは2! 中日、何やっているのよ!」
「まさかの連敗だったね」
「それでも3戦目に勝てば目の前胴上げはないわよ!」
「なんとしてでも阻止!」
相手先発は抑えこまれているサンチェスだが、そんなこと言っていられない。
中日は次が大野雄大が先発とはいえ、阪神も西が先発する。
やはり、自分たちで阻止するしかない。
「勝つわよ!」
「おー!」
さあ、3タテだ!
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