2021年振り返り #22 結果を残せず無念の1年。怪我を治し来季に勝負 入江 大生
「ドラ1の入江ね」
複雑な表情を見せる結乃。
「うーん、って感じだね」
なんともいいがたい感じの理衣。
期待のドラ1であったが?
#22 入江 大生
当番試合 : 4
投球回数 : 18 1/3
防御率 :7.85
勝利 : 0
敗北 : 4
セーブ : 0
ホールド : 0
奪三振 : 14
「うーん、開幕ローテに入ったんだけどね」
「プロの厳しさを味わったね」
「やっぱり初登板のヤクルト戦よね。あれだけ援護をもらって勝てなかったのは痛いわ」
「あそこで勝てていたらまた違ったかもね」
「そう、チームとしてもね」
「あはは・・・」
キャンプ、オープン戦でそれなりの数字を残し、期待と経験の意味もあったかもしれないが開幕ローテに入った。
しかし勝てないまま4連敗して2軍に落ちて。
右ひじのクリーニング手術も受けてシーズン終了。
「怪我は学生時代からじゃなかったのかしら?」
「その辺はよくわからないね・・・」
「ルーキーなら一年目は60点なんだけど、大卒ドラ1だし、50点にしておくわ。数字だけ見ると甘いんだけれど、ルーキーだから!」
「本人も悔やしいだろうしね」
「即戦力というより、まだ粗削りな素材型ってのはわかるけれどね。とはいえ2年目はそこまで甘く見られないからね」
「それも期待の高さということで!」
山本昌は入江のことを評価していた。
ドラ1が必ず成功するとは限らないものだが、一年目の悔しさをバネにして欲しい。
「ドラ2の牧が大活躍しただけにね」
「でも投手と打者だし」
「通常はそうなんだけど、あまりにも大活躍すぎたから、投手とか野手とか関係なく思うところはあるでしょうし、思わないとだめよ!」
「その思いを野球にぶつけて!」
大卒の投手は、2~3年目までにある程度の結果を見せてくれないと厳しいはず。
今季、怪我以外で何が駄目だったのかきちんと振り返り、活かしてほしい。
「結果を出したら、ギャグでもなんでも好きなだけやっていいから!」
「そこ??」