2021年振り返り #67 トレードで入団も目立てず。制球を武器にどう上がるか? 有吉 優樹
「国吉佑樹から、有吉優樹に!」
結乃が声を張り上げる。
「トレードで横浜に来た有吉さんです」
理衣がお辞儀をする。
#67 有吉 優樹
登板試合 : 1
投球回数 : 6 2/3
防御率 :2.70
勝利 : 0
敗北 : 1
セーブ : 0
ホールド : 0
奪三振 : 3
「うーん、一試合だけ!」
「その1試合の内容は良かったんだけどね」
「とはいえ1試合じゃあ、評価もできないけど」
「もっと登板できなかったのかな」
国吉がロッテで活躍しただけに、どうしても比較されてしまう。
「まー、国吉はロッテで良い所で投げて結果も出して、本人的には良かったかもだけど」
「双方に良い形になると良いよね」
「当時は先発が手薄だったのがあるけれど、今永、東と戻ってロメロもいる今、立場がね・・・」
「なんとかローテ枠に入ってきて欲しいけれど」
「中継ぎという手もあるけれどね。ロッテでも最初はそうだったわけで」
「球団がどう考えているか、だね」
ファン感などを見ればチームにはなじんでいるよう。
あとは結果をいかに出すか。
「どういう投手なのかがいまだによくわからないからね」
「コントロールに優れた投手じゃなかったっけ?」
「制球は大事ね。あとは、決め球とかそういう強みがあると良いけれど」
「三振は少ないから、完全に打たせて取るタイプだよね」
せっかく来てくれたのだ、活躍を期待したい。
「しかしあれね、高崎感の強い事よ!」
「似ているよね・・・・」
「高崎分が足りない人は、有吉で補充よ!」
「いや、それは・・・」
何はともあれ。
横浜に有吉あり! と思わせる活躍を期待したい。