2022年4月17日 ヤクルト戦
結果:横浜4-5ヤクルト
敢闘選手賞:-
「何やってんだか!」
結乃が吐き捨てるように言う。
「ちょっと辛いねぇ・・・」
理衣もしょんぼりする。
序盤で4点をリードする理想の展開。
しかし以降は追加点を奪えず、追いつかれ、追い越され。
「スクイズ失敗と、8回裏の攻撃が全てよ!」
「どちらかでも1点とれていればね」
「ていうか、8回の藤田のゴロはリクエストしないの!?」
「微妙には見えたけれどね・・・」
ただリプレーでみると、伸ばした右手でベースに触れていればセーフになったかもしれないが、触れたのは曲げていた左手っぽい。
となるとアウトかな・・・
そうなれば相手に流れがいく。
9回、送りバントがフィルダースチョイスとなり無死満塁。
犠牲フライをきっちり打たれてしまった。
「球審のボール判定が酷いっていう人も多いけれど、取るべきところできっちり取っておけば!」
「逆転負けはきついね」
「負けるときは1点差、僅差っていうのもねぇ」
「巨人戦からそうだね」
チーム力の差が如実に出ている感じか。
「まあ、チャンスの代打で藤田か梶原しか選択肢がないようじゃ、どうしようもないかもだけど」
「それは言わないように・・・」
「最後のボール、見極められれば押し出しの気もしたけれど」
「フルカウントだし振っちゃうのは仕方ないかもだね」
とにかく、これから一週間が始まるのに、やる気を失わせる敗戦である。
「これで週明けはハマスタでの阪神戦とか、もう嫌な予感しかしないしね!」
「う、うーん」
「本当に二遊間が酷すぎるから、牧と倉本あたりがさっさと戻ってくれないと」
「なんとか、借金をこれ以上増やさないようにしたいね」
牧、桑原、楠本、といったところが戻ってくるまで、どれだけ辛抱できるか。
「てか投手陣もね、中継ぎ陣の不安がもろに出たわね!」
「エスコバー投手がね」
「クリスキーも回跨ぎがね。8回のピンチを抑えて息もついただろうし、三嶋か健二朗を頭からで良かった気がするけれど」
「まあ、そこは結果論かもね」
大田のホームランも消え、嫌な逆転負けであった。
もうっ!!!