2022年6月8日 日ハム
結果:横浜3-5日ハム
敢闘選手賞:佐野、関根
「また怪我人か……」
なんともいえない表情で結乃が言う。
「本当にねぇ」
理衣も項垂れる。
ベースカバーに入ろうとした上茶谷が足を痛めて緊急降板。
そこから登板した入江、三上が序盤に失点を重ねてしまった。
「投手陣の失点は、多少は仕方ないところはあるけれど・・・」
「準備もあっただろうしね」
「攻撃陣がね。牧、宮崎、ソトがノーヒットじゃ点も入らんわね」
「特に初回が痛かったね」
無死1、2塁でクリーンナップに回るも、無得点。
「蛯名3番はなかなか大変よね」
「牧選手へ繋ぐ役と徹すれば」
「といっても、今まで実績があるわけでもないし、今はレギュラー獲得に向けて必死でやっている段階でしょうし」
「頑張ってもらうしかないね」
蛯名凡退は仕方ないとして、それでもまだ1死2,3塁で牧。
ここでせめて1点でもとれていれば。
「まー、牧でも打てない日はあると、それは仕方ないわね」
「この日は関根選手、佐野選手が猛打賞で、そこでつながりがあっただけに残念だね」
「だからなんとか3点とれたんだけどね。やっぱりその後が打てないとね」
これ以上は仕方ない。
あとは切り替えてカード勝ち越しを狙おう。
「濱口は投げてみないとわからないけれど、なんとか試合を作って欲しいわね」
「相手は根元投手、また左腕です!」
「若い左腕が良く出てくるわね。長いイニングはなさそうだから、やっぱり序盤は粘っていかないと」
「カード勝ち越し、交流戦勝ち越しを目指して!」
何せ最後のロッテ戦では佐々木投手がきますからね。
ここ、勝っておきたいです。