2022年6月12日 ロッテ
結果:横浜4-5ロッテ
敢闘選手賞:佐野、入江
「あー、マジで2戦目勝っておいて良かったわー」
結乃が投げやりに言う。
「1点差までは来たんだけどね」
理衣ががっくりと肩を落とす。
日曜の連敗継続。
相手投手に初勝利を献上。
交流戦は5割で終了。
「ていうか、交流戦終わったら4日あくのに、なんで勝ちパターンを投入しないの!?」
「結果論だけど、8回の1点がなければ9回に追いついたもんね」
「あそこは伊勢でもエスコバーでも投入するべきでしょ!? それで失点したならもう仕方ないけれど!」
「平田投手も頑張っているけれどね」
「さらにいうなら6回よね。三上、出てきて5人で1アウトしか取れないってさ・・・」
「あそこも1点で抑えたかったよね」
結局は後手後手の継投で無駄な失点を増やしたと思える。
「まー、もっと言うと、6回頭から継投に入っても良かったと思うんだけど。せっかく同点に追いついて、これ以上失点したくないなら」
「石田投手も2回以降は立ち直っていたからね・・・」
「だから、交流戦の最終戦、このあと4日空くんだからさ、頭から入江でいいじゃん!」
「石田投手でまだいけるって判断だったんだよね・・・」
結果を見れば、こちらとしては不満がたまる。
三上も平田も当然、全力で投げてくれているのはわかるし、失点したくてしたわけではない。
ただ同点に追いついた6回、1死3塁で失点したくないなら奪三振率の高い入江ではないのか?
2点ビハインドの8回、これ以上失点したくないなら伊勢かエスコバー投入ではないのか?
結果としてそれでも同様な失点をしていたかもしれないが、それなら「今のベストを投入した結果」とあきらめもつくのだが。。。
「攻撃では8回! 1死満塁で牧!」
「ここで! って思ったよね」
「ところが、3ボールノーストライクから打ちにいって併殺とか、最悪!」
「牧選手も打てないときはあるけれど、今日はきつかったね」
相手投手も落ち着いていなかった。
1球待っても良かったし、打ちにいくなら確実に打てる球を振って欲しかった。
「まー、牧だけに責任を負わせるつもりないけれど」
「勝って終わりたかったねぇ」
9勝9敗、良くもなく悪くもなくだが、5位に沈んでいるチームはそれでは意味がない。
「さすがにこの試合の采配は、ファンからも苦情が出そうね・・・」
「悪口を言うのではなく応援しましょう!」
「いや、そうしたいんだけど! 今日のは流石に納得いかないわよ!?」
勝ちに行く姿勢を見せ、それで打たれた、点が取れなかったなら仕方ないと思えるのだが。
そうは見えない。
これが、週半ばの試合とかならまだわかるのだけど、週末で、交流戦最終戦で、次の試合は金曜日。
もしかして、そのことを知らなかったとか?
頼むから、見ている方を失望させるような選手起用、采配にならないようにしてほしい。
現場には現場の事情があるのかもしれないけれど・・・ね