2022年6月30日 阪神
結果:横浜6-5阪神
敢闘選手賞:大田、嶺井
「久しぶりのサヨナラ勝利!」
結乃が拳を突き上げる。
「ソト選手のサヨナラHR以来、かな?」
理衣も手を叩いて喜んでいる。
初回に幸先よく4点を先制するも追加点を奪えず。
その後、ミスなどもありじわじわと点を返され、追いつかれ、追い越され。
こりゃもうだめかと思ったら、まさかのサヨナラ勝ちであった。
「この日は大田ね! 最後はまさに神走塁ね!」
「タイミング的にはアウトに近いところ、うまいことかいくぐってのスライディングでした!」
「もちろん、その前の同点2ベースも大きかったけれどね」
「あれはラッキーもあったよね」
相手のレフトの島田が最後にバランスを崩したような感じだった。
というか、フェンスにぶつかって転んだのか。打球を追うこに気を取られて距離感を掴めていなかったのかもしれない。
とはいえ、そういうツキもあり、最後は走りで決めた。
「その大田の激走を産んだのが、嶺井のサヨナラヒット!」
「意外性の嶺井選手! うまく右方向に打ちました!」
「良い所に飛んで、打球の勢いがあまり強くなかったのもラッキーだったわね」
「良い方向に、良い方向に出たね」
とはいえ、反省点もある。
「初回に4点を先制したのは良くて、このまま点数を重ねて勝ちパターンを出さないように! と思ったんだけど」
「さすが阪神投手陣、そうはいかなかったね」
「失点も、エラー、暴投がからんで、それがなければサヨナラの前に勝てていたかもなんだけどね」
「ただ、なんかそのエラーとかも責め辛いよね」
4番として出場し続けている牧のエラーによる2失点。
打撃でも精彩を欠いており、これは疲れではないかと思われる。
「ソトとか宮崎とか佐野は試合展開で交代させるけれど、牧はないからね」
「若いとはいえ、休養は入れてもいい気がするよね」
「そして、登板数のかさんでいる伊勢が暴投から失点と」
「同じように登板数の多いエスコバー投手も1失点」
この阪神3連戦、3タテしたとはいえ、エスコバーは3連投、伊勢と山崎も2連投している。
「疲れをもった状態で神宮3連戦よ!」
「何せ相手のヤクルトさんも、広島さんを3タテしてきているからね」
「今や、なぜか横浜のみが自力優勝の可能性を残す状況。負けるわけにはいかないわ!」
「なんとか勝ちたいね!」
「いつの間にか横浜とヤクルトの一騎打ちになっていたわけね」
「いや、それは違うと思うよ・・・?」
ヤクルトの連続カード勝ち越し、そしてマジック点灯。
それを阻止したい。
「分かっているでしょうね今永! ここでの役割を!」
「リリーフ陣を休ませる投球を!」
「ノーノー後、2試合連続炎上だからね。3連戦の頭で、絶好調のヤクルト。それを止めるのよ!」
「打線も援護お願いします!」
スタメンは、捕手を変えるくらいで今日のメンバーだろうか。
桑原も大田も結果を出したし、変更したら意味が分からない(まあ、蛯名を変更した意味もわからなかったが・・・)
「しかし、なんか野球の内容にに苦情を言ったら3連勝したわね。言い続けた方がいいのかしら?」
「そういうことじゃないと思うよ!?」
梅雨も明け、凄まじい猛暑が続く中、中継ぎ陣の酷使がとにかく心配。
ということで先発する今永、濱口に頑張ってもらいたいのだよ!