2022年8月14日 ヤクルト
結果:横浜1-4ヤクルト
敢闘選手賞:中川
「やっぱり5連勝はできないのね」
ため息交じりに結乃が言う。
「うーん、この壁が、ねぇ」
理衣も肩を落とす。
「やっぱり坂本かぁー」
「いやいや、その言い方」
「でも予想通りじゃない」
「ほら、打線の方も今日は奮わなかったし」
「まあ、両方よね」
「かみ合わない日もあります」
打線がこの日は好機を活かせなかった。
「初回、押し出しで先制した後なお1死満塁で、ソトが併殺打」
「ここで流れが止まってしまったよね」
「あと1点でも、犠牲フライとかでも出ていればね」
「この日はクリーンナップがね」
5回のチャンスも牧、宮崎が凡打。
「後半になって勝っているけれど、打線の調子が良いってわけじゃないからね」
「この試合も僅か4安打だもんね。投手陣が踏ん張って、なんとか接戦を勝っている感じだもんね」
「先発が崩れると苦しいわ」
「坂本投手が4回投げ切れず4失点・・・」
「初回、先制した直後に先頭打者HR打たれ、4回はおなじみの四球を出してHRだからね!」
「うーん、だね」
結局、先発の5枚目がいないわけだ。
坂本を先発させざるをえないのが、なんとも悲しい。
「今日の収穫は、坂本以降の投手が打たれていないことね」
「中川投手が2回で4奪三振!」
「今後のことを考えると、中継ぎで使える投手がいくらいても困らないからね」
「この日の好投を次にも活かしてほしいね!」
これでヤクルトも一息ついた。
横浜はコロナで人も減り、打線は上向いているわけでもなく、厳しい戦いは続く。
「それでも泣き言をいっても仕方ないからね!」
「前向きにいきましょう! 今が2位をかみしめて!」