2022年8月20日 広島
結果:横浜6-5広島
敢闘選手賞:伊藤光
「とうとう今季初の5連勝よ!」
結乃が飛び跳ねる
「横浜スタジアムでは16連勝です!」
理衣がガッツポーズをみせる。
連投していた伊勢とエスコバーを外して臨んだ第二戦。
先発が踏ん張り、打線が奮起しなければ苦しくなるのは分かっていた。
「でもその通り、健大が7回途中まで1失点で踏ん張ってね」
「打線も、牧選手、宮崎選手のホームランで勝ち越して」
「さらに5回には中押しの2点を入れて理想的な展開!」
「4点差にして終盤に、だったけれど、やっぱりそう簡単にはいかないよね」
石田がランナーを二人残して交代したのは平田。
しかし平田も連投であり、雨も降る悪条件の中。
簡単に抑えることはできなかった。
「3点を失い1点差になったけれど、それでも同点にはさせなかったからね」
「そうそう、前向きに!」
しかし、8回さえ抑えればというところで入江がマクブルームに同点弾をくらってしまう。
「ここも責めないわ、入江だって前日に球数投げているしね」
「むしろ、打たれたその後だよね」
「そうそう、HR打たれて同点に追いつかれて次の打者を四球で出して。明らかに嫌な流れに」
「だけどその後、また気合を入れなおして連続三振に!」
「これでまた、少し流れは止めた感じよね」
とはいえ、明らかに試合としては苦しい。
4点リードを8回に追いつかれ、勝ちパターンの二人は連投で登板不可。
どう考えても流れは相手、広島にいっている、はず。
「だけど入江の連続三振がまた流れを引き戻したのか、8回にチャンス!」
「そこで! きゃーっ!! 光さんが勝ち越しタイムリー!」
「今季、捕手としての出番は減っているけれど、打撃に関しては頼りになる!」
「意外性の嶺井選手に対し、打撃技術の光さん、て感じかな」
「光らしいセンター返しで勝ち越しよ!」
「もちろん、ソト選手の二塁打に、柴田選手の進塁打もあってこそ!」
「ていうか、何気に嶺井が死球でつないでいるのよね。さすが、意外性の男・・・」
何はともあれ、追いつかれた直後に再び勝ち越した。
「9回は、難しいところを康晃が抑えてくれて、見事に勝利!」
「最後、ミスもあって1死3塁のピンチを、よく抑えたよね」
「そこを勝ちきるところに、今の強さがあるのね。 ついに5連勝の壁を打ち破ったわ!」
「これだけ勝っていると意外だけど、今まで最高が4連勝なんだよね」
「まあ、勝ち始めたのも最近だしね」
「横浜スタジアムも16連勝です!」
そしてカード3タテ、6連勝、ホーム17連勝を目指してマウンドに立つのは、京山。
「日曜日でローテの谷間、ここが一番難しいところね」
「でも今季の1勝は広島さん相手だし、期待したい!」
「相手の大道も今季2試合目だし、どう転がるか分からない試合よね」
「だからこそ、序盤から打線が援護したいね!」
今度は平田、入江はブルペンから外れるかもしれない。
「坂本が中継ぎ待機とかするかもね」
「第二先発的なやつだね」
「だから、頭から全力でいってほしいわね」
「目指せ、連勝記録更新!」
「二軍では健二朗が復帰登板した朗報もあるしね」
「前半戦は大車輪だったから、ゆっくり休んだと思って、9月の連戦に備えてほしい!」
ヤクルトのことはまだ気にせず、一試合一試合、いきましょう。