2022年8月23日 阪神
結果:横浜4-0阪神
敢闘選手賞:今永、
「大事なカード初戦をとったわ!」
結乃が拳をつきあげる。
「これで7連勝です!」
理衣も拍手する。
なんといっても京セラドーム、相手は青柳。
このあとに伊藤、西と控えており、とにかく初戦が大事な一戦。
そこを今永できっちり勝てたのが大きい。
「球数が多くなって6回で降板したのが残念といえば残念だけど」
「それでもきっちり6回無失点に抑えてくれたし」
「まあ、注意に注意をして球数をかけた、のかもしれないし」
「勝つことが重要!」
6回まで抑えれば、伊勢、エスコバー、山崎で締められる。
「といいつつ、三人とも先頭打者を出しているのよね・・・」
「伊勢投手、エスコバー投手は次を併殺に。山崎投手はそのあとの三人をきっちり抑えたね」
「たまたまそうなったからよいものの、三人が三人、先頭を出塁させるとか駄目よ!」
「一点差とかの僅差の試合だと、ここから崩れたりもするもんね」
とはいえ、それでもあとを抑えたわけで。
「打線も、前回と同様に桑原と牧を除く全員を左打者に!」
「宮崎選手、ソト選手もスタメンから外して、徹底した青柳投手対策だね」
「それが功を奏して、3回までに毎回得点で3点!」
「青柳投手相手にこれは大きいよね!」
併殺の間に得点。
投手、今永の自援護タイムリー。
戸柱のタイムリー。
ランナーを出し、青柳を攻め、コツコツと狙い通りに点を取れた。
「狙い通りの試合展開にできたわね」
「9回には佐野選手が駄目押しのHR!」
「それで康晃の通算200セーブがつかなくなっちゃったけれどね」
「そ、そればかりは仕方ないよね」
カード初戦、勝ちパを3人使ってきっちり勝利。
これは大きい。
「このカード、これでノルマは達成よ!」
「1勝だけどね」
「敵地で、苦手の球場で、相手の表ローテだからね。最低1勝は、というところで」
「でも初戦に勝ったから、次はカード勝ち越しを!」
「もちろんよ! ヤクルトも逆転勝ちしちゃったしね」
「やっぱり簡単にはいかないよね」
ヤクルトは5割でいけば、横浜が追い付くのは相当厳しいのは確かなのだ。
「まあ、今はそれを考えても仕方ないから、今まで通りに1戦1戦いくしかないわ」
「そうそう、目の前の一試合を!」
「ということで濱口頼むわよ! 完投で!」
「期待が高くなった!」
さあ、8連勝めざして!