2022年9月6日 巨人
結果:横浜2-1巨人
敢闘選手賞:今永、佐野
「よーし、さすが火曜日! 連敗ストップよ!」
結乃がガッツポーズを見せる。
「苦しい試合だけれど、勝てたことが何より!」
理衣も喜び拍手をしている。
広島で3戦連続完封負けという酷い敗戦を経ての火曜日。
今永とはいえ、相手も菅野。
そうそう勝てるゲームではない。
「この試合もやっぱり投手戦で、お互いに点が入らないわね」
「3回に先制したけれど、4回から7回までノーヒットだもんね」
「菅野の前には序盤以降はノーチャンスだったわね」
「やっぱり立ち上がりの初回に攻めきれなかったのがね」
「そうよ関根! 送りバント失敗はだめ!」
「相手が菅野投手だし、まず1点てね。もし取れなくても、きっちり送りバントは決めておきたかったね」
こういうミスが出ると、広島戦をまだ引きずっているという感じになってしまいかねない。
牧の四球で1、2塁にはなったが、そこまで。
「それでも3回、今度こそ関根が送って、牧がタイムリー!」
「久しぶりの得点はやっぱり4番の一打でした!」
「とにかく点が入ったからね」
「とはいえ、ここからまたゼロ行進・・・」
ここからはむしろ耐えることばかり。
味方はヒットどころかランナーも出ない。
5回に追いつかれ、その後は佐野のファインプレーなどもあり、どうにかゼロに抑えていく。
「8回のエスコバーの2死満塁、10回の入江の1死満塁とね」
「特に10回は1死だもんね。1点入ればサヨナラ負けだし」
「入江が良く、次打者を三振にとったわね」
「こういう場面を投げて成長していくのも嬉しいよね!」
投手陣が耐えた後、大勢以外にいないのか大勢が2イニング目というところでついにとらえた。
「佐野の勝ち越しホームラン!」
「キャプテンのデスターシャ!」
「このところ打てなくて打率下がりまくりだけれど、ここぞの一発よ!」
「やりました!」
「しかもその裏、康晃が珍しく三者三振!」
「これはチームものるね!」
3連敗で止め、9連戦のスタートを白星で飾った。
「まだまだ打線も湿っているけれど、今は勝つことが何よりよ!」
「ここまでくると、どんな形でも勝たないとね!」
「連勝といきたい、濱口、頼むわよ!」
「相手は山崎投手、抑えられているから、打線の奮起に期待!」
同じく延長戦でヤクルトも勝利したが、今のチームは他を見ている余裕はない。
目の前の1試合を戦うことに集中するしかない。
さあ、頑張ろう!