2022年9月13日 中日
結果:横浜1-0中日
敢闘選手賞:ガゼルマン、関根
「いやー、よく勝ったわね」
勝ったのに驚いている結乃。
「本当に、こういう勝利もあるんだね」
理衣も同様に驚いている。
わずか1安打で勝利。
「1安打勝利と言えば、バルディリスの2ラン一発で勝利したのを現地で見たのを思い出したわ」
「ホームランだと1安打でも複数点入るし、爽快感もあるよね」
「しかしこの日は、ランナー3塁で内野ゴロの間の一点だもんね」
「しぶい点の取り方です!」
どんな形でも点を取る。
それを少しずつ浸透させていって、こうなったのか。
「ただそれも、投手陣が踏ん張ってこそだからね」
「来日初先発のガゼルマン投手が、7回無失点の好投で来日初勝利です!」
「これは嬉しい誤算ね。5回3失点なげてくれれば御の字と思っていただけに」
「7回99球も投げてくれたしね」
「エスコバーを投げさせずにすんだしね」
「打たせて取るタイプで、広いパンテリンドームとの相性も良かったかもね」
四死球は一つずつ、三振は4つだけ。
ゴロアウトをよくとっていた。
「打線の弱い中日だったのはあるし相手の拙攻やミスにも助けられたけれど、これは次回も期待はしたいわね」
「好投続ければ、来季も期待できるしね」
「相手に情報がないのもあるけれど、それでも力がなければ抑えられないしね」
「1回だけで終わらないよう期待したいね」
内容的には、相手の高橋の方が圧倒していた。
5回まで完全に抑えられていたし、打てる気配なし。
しかし、高橋が好投すると中日打線は沈黙する。
高橋との対戦では、たいして打てていないのになぜか3勝1敗と勝ち越しているのだから不思議なものだ。
「ただ今季は相性とかそういうのもありそうだけど、来季に向けてはどうにか対策立てないとな一人よね」
「本当に、毎回、よく勝てているよね」
何はともあれ、勝ちは勝ち。
この時期は結果が全て。
「さあ、9連戦最後はロメロ! ガゼルマン好投で尻に火がついているわよ!」
「得意の中日さん相手だし、頑張って欲しいね」
「相手はドーム専用機の松葉、とにかく5回まで同点以内で進めたいわね」
「お願いします、ロメロ投手!」
ヤクルトが破れてMは11のままも、ゲーム差は5.5に。
さあ、勝利で9連戦を締めよう!