2022年振り返り #1 守備は変わらず絶品も、打撃はやはり粗いのが難点 桑原 将志
「1番、桑原!」
結乃が大きな声で言う
「センター守備はお任せ!」
理衣が続けて言う。
守備では色々と活躍してくれた桑原。
しかし打撃の方ではそうともいかず。
#1 桑原 将志
出場試合 : 130
打数 : 475
打率 :.257
出塁率 :.322
安打数 : 122
HR : 4
打点 : 39
得点 : 61
盗塁 : 13
OPS :.676
「うーん、なんかいつも通りの成績になっちゃったわね」
「2021年は3割を超えたんだけどね」
「打率3割というか、やっぱ出塁率が3割前半じゃあねぇ。トップバッターなら3割後半はいかないと」
「でも、出塁を気にしすぎると駄目になっちゃうだよね」
「だから1番打者向きって感じでもないのが辛いところね」
「悩ましい感じ。。。」
打率は2割6分前後、出塁率は3割前半、桑原のよくみる数字な感じである。
これで1番バッターはやはり厳しいところがある。
「本来なら得点がチームNo.1じゃなきゃってとこなんだけど、牧や佐野より少ないものね」
「HRの差があるとはいえ・・・」
「それじゃダメよ! HRでもその得点に含まれないと」
「やっぱり出塁かぁ」
盗塁もチームトップとはいえ13で失敗も8あり成功率は61.9%と低い。
「守備はね、もうこれ何回も救われているんだけど」
「本当に、そこには桑原選手がいる! ってね」
「それだけで価値があるのは確かなんだけど、だけど!」
「やっぱり攻撃面でも、重要なピースになって欲しいよね」
2021年みたいに打率が3割を越えれば、出塁率も3割後半にのせてくるだろう。
だが、そこまで望むのは難しい。
なんとも扱いの難しい選手である。
「だから点数が難しいのよね。でも、今の数字で満足してもらっちゃ困るので、55点で!」
「厳しいね」
「だから、今の成績で良い点数をつけるのもどうかと思うのよ。ああもうっ」
「ファンとしても悩ましいというところだね」
レギュラー安泰というわけではない。
やはり、打撃、走塁面でもう一段階、上に行って欲しいのだが。
「今季の数字じゃ、来季も安泰じゃないからね! 更なる上昇を!」
「激しい外野争いを勝ち抜かないとね」