142022年振り返り #8 代走と守備だけで存在価値を出すのは厳しいぞ 神里 和毅
「うーん、神里か」
渋い表情を見せる結乃。
「イケメンなんだけどね」
なんともなコメントを残す理衣。
2022年シーズンの成績は・・・
#8 神里 和毅
出場試合 : 81
打数 : 95
打率 :.189
出塁率 :.274
安打数 : 18
HR : 1
打点 : 10
得点 : 12
盗塁 : 6
OPS :.600
「駄目ね! 15点!」
「いきなりだね!」
「だってこの成績よ?」
「まあ、確かにね・・・」
試合数も多くなく、その中で数字も残せなかった。
「出場試合数だけみれば80試合超だけど、代走からの守備とかがメインだからね」
「そこを求められての選手じゃないはずなんだけどね」
「佐野、桑原、楠本、大田、関根、蛯名・・・まあ、蛯名途中で二軍に落ちたけれど、それより序列が下なイメージね」
「なぜなんだろう」
まあ、毎年言われていることだが、足が速くてパンチ力もあるが、そもそもバットに当たらず確実性が低い。
今季も95打数で三振が26と、3割近い三振率。
5倍以上の打数の佐野の三振が57で1割ちょっと。森も三振は多いが、年齢が違う。
「このままじゃあ、トレード、戦力外路線になるわよ!」
「どうすればよいんだろうね」
「いや、打撃の確実性をあげるしかないでしょうねぇ」
「打率も1割台だしねぇ」
代打などで登場してきても、なかなか期待が出来ない。
率も低いし、三振率も高いので、チャンスでも出塁でも期待がしづらい。
必然、あまり試合に影響のない場面での代打か、代走からの守備になってしまう。
「対青柳戦では確かに、貢献してくれたんだけどね」
「他の投手相手でも、そういう打撃が出来ればね」
年齢的にも余裕があるわけではない。
宮本が戦力外になったとはいえ、梶原、そして勝又と、左打の外野手で期待の若手もいる。
「本当にそろそろ危険水域になってきているわよ」
「力はあるはず、それをどう発揮するか」
「背水の陣で、死ぬ気で頑張るしかないわね」
さて、どうなるか。