2022年振り返り #23 怪我で力になれず。手術するなら早めにやっといてよ! オースティン
「戦力になれなかったオースティン!」
結乃が渋い表情をして言う。
「怪我がね・・・」
理衣も残念な表情をしている。
怪我で終わってしまった一年だった。
#23 オースティン
出場試合 : 38
打数 : 32
打率 :.156
出塁率 :.289
安打数 : 5
HR : 1
打点 : 3
得点 : 3
盗塁 : 0
OPS :.602
「ということで10点よ!」
「まあ、これは仕方ないよね」
「もともと求めているのがスタメンで1年間の出場だからね」
「怪我に泣かされた一年だったね」
実戦に復帰しても代打のみ。
一打席だけでは結果も出せず、数字としても寂しいものとなった。
「しかも、怪我も完治しているわけじゃなくて、オフに改めて手術だからね」
「来季も開幕は間に合わなさそうとか」
「だったらシーズン中に手術して、来季開幕から万全の状態で来てほしかったわよね」
「まあ、色々と考えた末にそうなったんだろうけれどね」
代打ではほぼ機能しなかったわけだし、思い切ってほしかったというのは結果論かもしれないが。
「問題は2023年、どれくらい働けるかよね」
「いつに治るか、だね」
「それもあるけれど、治っても成績を残せるか、ね。今季は守備にもつけていないわけだし、一年間ブランクみたいなものでね」
「そこは2軍できっちり調整してから上がってきて欲しいね」
オースティンがいないことで、楠本や蛯名が出てきた。
オースティンが30HR、100打点をあげてくれるならともかく、もし成績が落ちるようならば他の選手でも、というのもあるかもしれない。
「若手にとってはチャンスで、そこでがっちり場所を掴めたら、オースティンだって競争になるかもだからね!」
「チームとしては、それくらいの選手が出てきてくれるとありがたいね!」
「オースティンには、出場するからには無双するくらいの結果を求めたいからね」
「それが出来る選手でもあるはず!」
2023年、どこから出場できるか分からないけれど。
出場したら、素晴らしい活躍を見せてくれますように。